洋食居酒屋「塩塚食堂」(TEL 078-585-7803)が11月20日、神戸・元町駅近くのアオイ神戸元町ビル(神戸市中央区北長狭通4)3階にオープンした。
店舗面積は15坪。席数は、テーブル4席、ソファ6席、カウンター8席で、最大20人の貸し切り利用にも対応。店内は、白と木目を基調とし、全面ガラス張りの窓と2面のみ黄色にした壁をアクセントにした。照明などのインテリアにもこだわり、明るく清潔感のあるシンプルな空間を演出する。メインとなるカウンター席のハイチェアはゆっくり過ごしてもらえるようにと座り心地を考えて選んだという。
店主はフレンチで経験を積んだ塩塚さん。結婚出産で時短や退職せざるを得ない状況を目の当たりにして、時短でも妊婦でも働きやすい職場作りをしたいと思い独立した。長野県の「信州ゆめクジラ農園」が栽培している季節の西洋野菜をメインに使い、健康と美にこだわったオリジナルメニューを提供する。
ランチメニューは、旬の西洋野菜の色で毎週カラーテーマを変える「COLORランチプレート」(1,200円~)、「パスタランチ」(1,000円)のほか、サンドイッチ、パイ、カレー(以上850円~)などを用意。ディナーは、「西洋野菜専門農家さんが作るおいしい野菜でバーニャカウダ」(1,300円)、「奈良のお肉屋さんが厳選したお肉でステーキ」(時価)、「いちじくのフライ~チーズソースとバジルソースで~」(740円)、「ワインに合うショコラテリーヌ」(1カット400円)、「ポルチーニたっぷり焼きチーズリゾット」(1,300円)などのアラカルトメニューをそろえる。
ドリンクは、クラフトビール(550円~)、グラスワイン(600円~)など。塩塚さんが東日本大震災のボランティアをしたことがきっかけで知り合った陸前高田市の「神田葡萄(ぶどう)園」が作る「マスカットサイダー」(500円)と「100パーセント葡萄ジュース(赤・白)」(各600円)も用意。注文することで一部を震災復興の支援金として寄付される。
塩塚さんは「信州ゆめクジラ農園から定期的に届く野菜を見てから料理を考えているので、旬の時期限定のメニューが多い」と話す。「将来的には子ども向け料理教室なども企画し、食育にも力を入れていきたい」とも。
営業時間は、ランチ=11時~14時、ディナー=17時30分~23時。月曜定休。