神戸・三宮にある「東遊園地」(神戸市中央区加納町6)で1月17日早朝、神戸市民と神戸市の連携で「阪神淡路大震災1.17のつどい」が開催された。
17日で阪神・淡路大震災から24年を迎えるに当たり、犠牲者への慰霊と鎮魂、震災で培われた「きずな・支えあう心」「やさしさ・思いやり」の大切さを次世代に語り継いでいくために開かれた同イベント。東遊園地グラウンドには竹灯籠とペットボトル灯籠が「1995 つなぐ 1.17」の形に並べられ、5時ごろから参加者が中のろうそくに点灯。各地から集まった竹灯籠には「祈」「未来」「輝」「愛」などさまざまなメッセージが書き込まれていた。
震災が起こった5時46分、参加者全員による黙とうがささげられ、「慰霊と復興のモニュメント」周辺の献花所で遺族や久元喜造神戸市長らが追悼のあいさつと献花を行った。
同公園には神港学園硬式野球部のメンバーが中心となり鳥取県・江府町の雪で作った「雪地蔵」も並べられ、参加者が手を合わせる姿も見られた。
記帳・献花は、17日21時の終了時間まで受け付ける。17時にろうそくを再点灯し、17時46分にも会場で黙とうを行う。
東日本大震災の被災地である岩手県でも会場を設けるほか、今年度より新たに「日比谷公園 小音楽堂」に東京会場を設置。16時30分ごろから神戸会場とインターネット中継で結び、神戸と同じく17時46分に黙とうを行う。
神戸関電ビルディングでは窓の明かりで「1.17」の文字をビル壁面に点灯。六甲山系堂徳山で夜間に「KOBE」の文字を表示している電飾には「1.17」の文字が今月10日に加えられ、17日夜まで点灯する。