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三宮・東門街のパキスタン料理店で「羊の足1本丸焼き会」 常連客が企画

約4キロのマトンレッグを持つパキスタン人オーナーシェフのM.Yahyaさん

約4キロのマトンレッグを持つパキスタン人オーナーシェフのM.Yahyaさん

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 神戸・三宮の生田東門商店街(通称=東門街)にある東門イナバビル(神戸市中央区中山手通1)4階のパキスタン料理店「TANDOOR(タンドール)」(TEL 078-321-0027)で1月12日、約4キロのマトンレッグを食べる「羊の足1本丸焼き会」が開かれた。

「羊の足1本丸焼き会」メンバー

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 店舗面積は30坪。席数はテーブル25席、カウンター10席で、最大35人までの貸し切りにも対応する。店名は、インド料理・パキスタン料理・アフガニスタン料理でケバブやタンドリーチキンといった肉料理やローティーやナンといったパン類など多くの料理の調理に使われる粘土製の壷窯型オーブン「タンドール」から名付けた。

 オーナーシェフは料理人経験25年以上というパキスタン人のM.Yahyaさん。来日から17年で、現在の店は今年で13年目を迎えるという。全てムスリム(イスラム教徒)の戒律に沿ったハラール料理を提供しており、外国人の利用が多くYahyaさんは片言の日本語しか話せない。

 約3年前、本格的なパキスタンカレーの作り方を教わるために日本人女性の高原葉子さんが弟子入り。高原さんが間に入ることで、Yahyaさんが作るパキスタン料理を求めて来店する日本人の常連客が増えたという。昨年12月、高原さんが念願だったパキスタンカレーの店「Cini curry(チーニーカレー)」(栄町通3)をオープンし、独立。Yahyaさんは再び一人で店を切り盛りすることになってしまった。

 「高原さんが独立したことでYahyaさんが作る本格的な料理を日本人に食べてもらう機会が減るのではと心配になった」と常連客の渡辺慎太郎さん。まだ来店したことがないという人に声を掛け、2年前に開催し好評だったマトンレッグ1本を食べるイベント「羊の足1本丸焼き会」を企画した。

 当日はメインとなるマトンラーンをはじめ、シシカバブ、チキンティッカ、ビーフハリーム、マトンカレー、マトンプラオ、チキンビリヤニなどの特別コースが用意され、参加者は舌鼓。営業を終えた高原さんも途中から合流し、思い出話に花を咲かせたりするなど楽しい時間を過ごした。

 渡辺さんは「おそらくこの店が取材されるのは初めて。過去に何度か取材の電話がかかってきたが、日本語が通じず断ってしまったらしい(笑)」と話す。「初めての人は少し入りにくいと思うが、料理の腕前は抜群。食べ放題&飲み放題のパーティープラン(5,000円)やドリンク持ち込みの食べ放題プラン(4,000円)などもあるので、一度食べに来てほしい」とも。

 営業時間は18時~翌2時(ラストオーダー)。

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