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神戸の間借りカレー店「ラージクマール」 月2回の定期営業へ

神戸の間借りカレー店「ラージクマール」店主のけんさん(中央)

神戸の間借りカレー店「ラージクマール」店主のけんさん(中央)

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 神戸の間借りカレー店として営業してきた「ラージクマール」が2月10日、神戸・三宮のライブハウス「神戸ブルーポート」(神戸市中央区加納町4)が入るビル2階奥で毎月第2・第4日曜の定期営業を始めた。

「3種ナッツの香ばし鶏キーマ」

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 店を持たず、他店舗を借りて営業するスタイルで2017年1月から活動開始。月2回の営業で、全品スパイスから手作りのカレーを提供する。店舗にストックを置くことが難しく売り切れ次第終了するため、「早い時間に来店できない」「完売が心配」という人は各SNSでの事前連絡でカレーの取り置きができる。

 広島のお好み焼き、大阪のたこ焼き、名古屋の手羽先のようにカレーを神戸の代名詞のような食べ物にしたいという思いから「神戸をカレーの街に」を理念に活動。店主のけんさんは「当店のみならず神戸のカレー屋さんやカレー好きの方々の合言葉として定着しつつあり、インスタグラムのハッシュタグ『#神戸をカレーの街に』の投稿は月に100件ペースで増えている」と話す。

 「良い意味での文化祭感を大事にしている」というけんさん。現在は8人のスタッフがけんさんと共に持ち回りで営業しており、店主の個人店というよりも応援してくれる人たちの参加型チームという意識を忘れないようにしているという。盛り付けの彩り、店への意見、おもてなしの方法、手書きのメニュー表や看板、オペレーションの方法など全てが店を応援する人の手によるものや思いが反映されており、毎月営業を重ねる度にブラッシュアップされている。

 提供するカレーは、スパイスカレーに慣れてない人が食べやすいようにうま味を重視。辛さは極力控えめにして、「胃に優しいカレー」を心掛けているという。レギュラーメニューは「3種ナッツの香ばし鶏キーマ」(850円)、「3種チーズのコク旨(うま)ポークキーマ」(900円)。月替わりカレー(1,000円)、2種類のあいがけプレート(900円)、3種類のあいがけプレート(1,100円)も用意し、全てのカレーに「店主のきまぐれ副菜」が2種付く。

 ドリンクは、ソフトドリンク(200円)、アルコール(500円~)をそろえる。

 けんさんは「スタッフやSNSの告知で集まった有志の方々と一緒に改装した。これを大きな一歩として、来年には実店舗のオープンを目指している」と明かす。

 営業時間は11時30分~15時(売り切れ次第終了)。

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