神戸初となるパデルコート施設「パデル神戸プラス」が3月1日、神戸ポートアイランドのフットサル施設「エスペランサ神戸フットサルパーク」(神戸市中央区港島南町7、TEL 078-303-4646)内にオープンする。
パデルとは、1970年代にスペインで生まれたテニスとスカッシュをミックスしたようなラケットスポーツ。コートはテニスコートの約半分で、周囲は強化ガラスと金網で囲まれている。試合はダブルスのみ。基本ルールはテニスとほとんど同じだが、ボールが前方から飛んで来るだけでなく後方の壁や横からも跳ね返ってくる3次元的な動きをするところが独特の面白さにもなっている。
ガットがなく板状のラケットは短く打ちやすいため、ラケット競技の初心者でも、短時間のレクチャーで基本的なボールの打ち方や壁にバウンドしたボールの打ち方を覚えることができる。ボールは、テニスボールと比べ空気圧が低く、反発力が小さい。現在、愛好家は欧州や南米など世界78カ国で1200万人に上り、多くの海外メディアで「人類史上最も短期間にプレーヤーを増やしたスポーツ」と報じられているという。日本には2013年に初上陸後、約1万2000人(日本パデル協会)の愛好家がいる。
施設にはコート(20×10メートル)1面を備え、ナイター設備も完備。男女更衣室、シャワー、無料駐車場なども設ける。
3月3日はオープンを記念して、ダンロップ協賛によるパデル日本男子代表監督の高松伸吾さんと加藤季温選手による無料体験会を開催。当日は、小学生の部(10時~11時)、一般未経験者の部(13時30分~14時30分)、一般のテニス・パデル経験者の部(14時30分~16時45分)に分けてレッスンを行いながら基本ルールや楽しみ方を紹介する。各クラス先着順。キャンセル不可。
畑浩平社長は「日本に初上陸した時から神戸にパデルコートを作りたいと思っていた。まだ全国にも20カ所ほどしかパデルができる設備が無く知名度は低い。本場スペインではテニス人口を上回る競技人口を持つ人気スポーツとなっており、子どもから年配の方までが楽しめることを知っていただければ国内でもブームが来ると思う」と話す。
営業時間は9時~翌1時。プレオープン期間の2月中は無料。5月31日まではメンバー料金で利用でき、平日18時まで=1時間2,200円、18時以降=同4,400円(土曜・日曜・祝日は終日1時間4,400円)。ラケット・シューズはレンタルできる。予約は電話かメールで受け付ける。