ケンミン食品(神戸市中央区海岸通5)が11月26日、「フェリシモ猫部」と共同開発した猫好き用フォー「ベトナム風ニャー」を発売した。
「フェリシモ猫部」は、ファッションや生活雑貨商品を取り扱うダイレクトマーケティング企業・フェリシモ(浪花町)が展開する猫好きコミュニティー。今年8月18日、国内ビーフン市場で約60%のシェアを持つケンミン食品が「ビーフンの日」を記念し、神戸の企業つながりでコラボ第1弾商品として「猫好き用焼ビーフン『にゃきビーフン』」を発売。計画数量の2倍の売り上げを記録したことで第2弾商品「ベトナム風ニャー」の発売を決めた。
猫は、古代中国で「稲穂の精霊」とされていたという説があることで、ビーフンの原料である米との縁が深い。ケンミン食品の会社ロゴに稲穂マークが採用されていることもコラボ企画のきっかけ。フェリシモは、犬猫の保護と里親探し活動、猫の過剰繁殖防止活動を支援する基金を設立しており、ケンミン食品がこの「わんにゃん支援活動」に共感して基金対応の同商品開発を共同で進めることになった。
商品は、鍋で簡単に調理できるベトナム風のフォー。米の「平めん」が入った鶏だしスープに猫が好きなかつお節をたっぷりトッピングすることで「まるで猫になったような気分」が味わえるように工夫したという。
フェリシモ通販サイトで購入できる。5袋(1袋=米めん50グラム、液体スープ25グラム、かつおぶし2グラム)入りで、価格は950円(税別)。うち28円は「フェリシモの猫基金」(基金部分は非課税)として運用する。
ケンミン食品・商品企画担当の坪井智生さんは「フェリシモ猫部の皆さんのおかげでケンミン食品が猫好きな方々とつながることができた。『ベトナム風ニャー』は猫になった気分を味わえる商品。猫の気持ちが少しでも分かれば猫との暮らしが何倍も楽しくなるのでは」とほほ笑む。