神戸のライブハウス4店が4月14日、無観客ライブ配信サーキットフェス「ライブハウスジャッジメント in KOBE ~ライブハウスっていいところ?わるいところ?~」を開催する。
【4月13日18時30分追記:新型コロナウイルス感染防止に向けての緊急事態宣言を受け、民間施設などへの休業要請が決定したことから実施延期になりました。】
「CHICKEN GEORGE(チキンジョージ)」無観客ライブ配信準備の様子
新型コロナウイルス感染拡大防止のため外出自粛が呼び掛けられる中、公演のキャンセルや休業が相次いでいるライブハウス。普段は競合関係にある「CHICKEN GEORGE(チキンジョージ)」(神戸市中央区下山手通2)、「神戸VARIT.(バリット)」(同)、「music zoo 太陽と虎」(琴ノ緒町2)、「ART HOUSE(アートハウス)」(中山手通2)がライバルの垣根を越えて初のコラボ企画を行う。
当日は、「神戸にゆかりのあるアーティストが、神戸のライブハウスと共に、神戸から発信する」をテーマに掲げ、アーティスト26組が各会場から対バン形式で無観客ライブを行う。映像の撮影・配信は、神戸を拠点に映像制作を行っている「CINEMA-EYE」が担当する。
電子チケット販売プラットホーム「ZAIKO」で1会場500円のチケット4会場分を購入するとサーキット感覚で配信ライブを楽しむことができ、ライブハウスが良いところなのか、悪いところなのかを視聴者がジャッジする試みも行う。
同フェス・オリジナルグッズの受注販売は共創型クラウドクリエイティングプラットホーム「WIZY」で行う。
発起人の南出渉さん(神戸VARIT.)は「今回の新型コロナウイルス感染拡大を受け、未来のライブハウスの形を考えなければと思った。各ライブハウスのボスに電話し、近況を話し合う中で『神戸のライブハウスからおもろいこと発信したいよな』と意気投合した。スケジュール調整は難航したが、開催が実現した」と明かす。「日を追うごとに刻々と状況が変化しているが、ライブハウスから発信するアーティストの音楽とメッセージは、きっと何かを感じさせてくれると確信している」とも。
18時開演、翌1時終演(予定)。