神戸北野異人館「風見鶏の館」「ラインの館」「萌黄の館」が6月1日、3館合同で「バーチャル異人館」を開館した。主催は日比谷花壇。
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、4月9日から臨時休館していた同3館。6月1日の営業再開と同時に3DビューとVR映像をオンライン上で楽しめるコンテンツ「バーチャル異人館」を配信し無料公開を始めた。
映像は、新型コロナウイルスの影響で休館・休園している施設をボランティア支援する一般社団法人「VR革新機構」協力の下、無人の館内を高画質画像(5G対応3DとVR)で撮影。パソコンやスマートフォンから実際に館内を歩いているような360度の映像を見ることができる。VR映像鑑賞のみ、VR専用ゴーグルもしくはVR眼鏡が必要。
「風見鶏の館」「ラインの館」広報担当の伊藤裕子さん(日比谷花壇)は「異人館に行ってみたいがお出掛けはもう少し心配という方や、過去に来館いただいた方の思い出のツールとして、高画質画像を楽しんでいただきたい。多くの方にバーチャル異人館を見ていただき、実際に異人館を訪れていただくきっかけになれば」と話す。
現在は営業時間を短縮して開館。最新状況は随時ホームページで案内する。