カフェ併設の絵本専門店「えほんのトコロ」(神戸市灘区永手町3)が7月30日、神戸・JR六甲道駅近くにオープンする。
同店を営むのは山田圭吾さん、千夏さん夫妻。東京の絵本店で行われた読み聞かせ会に参加した山田さん夫妻。親子で楽しむ姿を見て感動し、「地元神戸にもこんなすてきな空間があったらいいな」と思ったことがきっかけで出店を決意したという。
店舗面積は約12坪。森の中をイメージした店内に展示する絵本は、子どもたちが選びやすいよう全て表紙が見えるように工夫した。カウンター3席のカフェスペース、キッズスペース、おむつ台なども併設する。
千夏さんは「もう一度絵本屋さんに行きたいと思った時に、子どもなら『えほんのところ行きたい』と言うのではと考え、それをそのまま店名にした」と明かす。
カフェメニューは、コーヒー(380円)、カフェインレスの「デカフェコーヒー」(430円)、無添加ジュース(450円、子どもは150円)、パウンドケーキ(220円~)などをそろえる。
新型コロナウイルス感染防止対策として、来店者には大人のマスク着用、手指消毒、混雑時の入場制限、ソーシャルディスタンス確保を求める。営業時間内も定期的に店内の除菌・清掃を行う場合がある。新型コロナの今後の状況を見ながら慎重に検討し、準備ができ次第、絵本バーを夜に営業予定。農場とのコラボイベントなども企画しているという。
圭吾さんは「いよいよ念願だった店の開業にこぎ着けた。子どもたちが周りに気兼ねなく自由に絵本選びができるように工夫した。親御さんも絵本を選んでいる子どもたちを見守りながら、ドリンクを飲んでホッと一息つくことができる空間になれば」とほほ笑む。
営業時間は10時~18時。