神戸市内20カ所以上で撮影された映画「思い、思われ、ふり、ふられ」が8月14日から、「OSシネマズミント神戸」（神戸市中央区雲井通7）、「OSシネマズ神戸ハーバーランド」（東川崎町1）、「109シネマズHAT神戸」（脇浜海岸通2）のほか全国東宝系で公開が始まった。

ロケ地「長田神社」

　同作は、漫画家の咲坂伊緒さんによる「ストロボ・エッジ」「アオハライド」に続く人気少女コミック青春三部作の最終章。実写映画化を手掛けたのは、関西で撮影が行われた映画「フォルトゥナの瞳」などの監督としても知られる三木孝浩さん。浜辺美波さん、北村匠海さんが主演を務める。

　昨年3月～4月、同作のほぼ全てのシーンを神戸ロケで撮影。主に、灘区の兵庫県立神戸高等学校、都賀川公園、中央区の北野町東公園、北野坂、長田区の大丸山公園、長田神社、須磨区の名谷駅、啓明学院中学校・高等学校、西区の西神中央公園、西神南駅、学園東町西公園などが舞台となった。

　今回、神戸観光局と神戸の観光プロモーションを手掛ける「date.KOBE」プロジェクト実行委員会が同作とコラボ。「date.KOBE」公式サイト内に特設サイト「映画ロケ地神戸デートマップ」を開設し、ロケ地を巡りながら周辺のお薦めスポットにも立ち寄れるモデルプランとして5つの「ロケ地巡りデートコース」を順次公開する。

　同サイトでは、シーン写真やメイキング写真、ロケ時のこぼれ話などと共にロケ地を紹介。撮影場所は観光地ではなくこれまでメディアなどで露出が少なかった市民の生活圏が多いという。

　現在、SNSキャンペーン「神戸青春（アオハル）フォト選手権」を展開。神戸で撮影した青春（アオハル）を感じる写真（過去の写真も可）を、インスタグラムまたはツイッターにハッシュタグ「＃ふりふら神戸デート」「＃datekobe」をつけて投稿することで参加できる。9月22日までの募集期間が終了後、「date.KOBE」プロジェクト実行委員会で審査し、入選者には映画オリジナルグッズ、原作本、「神戸街めぐり1dayクーポン」などを進呈する。

　地下鉄、市バス、阪神電車内での沿線ロケ地紹介ポスターの掲示や主要駅でのロケ地マップ配布、ビジョンでの動画放映など、多角的なプロモーションも展開する。