神戸牛焼きサンドを提供するテークアウト専門店「ハコイリ神戸牛」（神戸市中央区元町通2、TEL 078-333-9005）が8月28日、神戸・南京町にオープンする。

神戸牛焼きサンドの「フルーツ系」メニュー

　神戸牛焼きは、神戸牛専門店「吉祥吉」など神戸・大阪・博多に50店舗を展開する吉祥グループが開発した新商品で、「たい焼きサンドの神戸牛バージョンをイメージして商品開発した」と同グループの赤木清美会長。牛の形をした焼き機を特注し、焼いた生地に神戸牛ステーキをはじめ、さまざまな具を挟んで提供する。

　出店の経緯について、赤木会長は「神戸牛を一頭買いしているからこそ、当グループではリーズナブルに神戸牛を提供し、神戸牛の可能性を探求し続けている。高価なイメージからあまり身近でない神戸牛を焼きサンドにして提供することで、地元の皆さんにもっと親しんでほしいと考えた」と話す。

　店名の由来について「神戸牛はエリート牛といわれており、手をかけて育てられる。非常に厳しい基準をクリアした牛しか神戸牛として認められない。当グループでは、雄の神戸牛を一頭買いしているのでまさに『ハコイリ息子』。そんな大切に育てられた神戸牛を牧場に見立てた箱に包んで提供することから『ハコイリ神戸牛』と名付けた」とも。

　「甘じょっぱ系」メニューは、「神戸牛ステーキ」（980円）、「神戸牛ミートパティ＆たまご」「神戸牛ポテサラソーセージ」「神戸牛コロッケ」（以上480円）、「海老（えび）マヨ」（630円）など。「フルーツ系」メニューは、「マンゴー＆ホイップ」（580円）、「苺（いちご）カスタード」（480円）、「チョコバナナ」（350円）など。

　ドリンクは、レモネード（250円）、ハイボール（400円）、ゼリーソーダ（250円）をそろえる。ドリンクはフードメニューとセットで50円引きになる。

　赤木会長は「これまでは観光客をメインターゲットにした店を南京町に数店舗出店してきたが、新型コロナウイルスの影響で観光客が減少している。地元の方にも南京町にお越しいただき、神戸牛を手軽に楽しんでほしい。ハコイリ神戸牛を食べる際の合言葉は『放牧』で」とほほ笑む。

　28日はオープンを記念して先着100人に一品を無料で提供する。

　営業時間は11時～18時。