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神戸でSDGsテーマに公開トークセッション 地元経営者らゲストに

公開トークセッション「Think for KOBE Sustainability~持続可能なまち神戸の実現~」

公開トークセッション「Think for KOBE Sustainability~持続可能なまち神戸の実現~」

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 公開トークセッション「Think for KOBE Sustainability~持続可能なまち神戸の実現~」が10月17日、ビデオ会議ツール「Zoom」で行われる。

トークセッション出演者ら

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 一般社団法人神戸青年会議所が主催する同イベントは10月例会企画として開催。社会課題改善の指標である「SDGs」について、さまざまなゲストがトークを繰り広げる。ビジネスや自身の取り組みで、どのようなゴール設定をしてアクションプランを実践しているかなど、経験を元に話し合う。

 「神戸のまちの持続性について今一度考えたい」という思いの下、ポストコロナ時代を迎える神戸の街のサステナビリティについて考える機会を設けたという同事業。神戸青年会議所の会員だけではなく、神戸全体として考えるべく神戸市にも協力を依頼。市内でサステナブルな活動をするさまざまなゲストをカウンターパートとして迎えて発信してもらうことで、神戸の未来について視聴者と共有できればと企画した。

 当日は、久元喜造神戸市長による開会のあいさつを皮切りに、「ケルン」の壷井豪社長をファシリテーターとして迎えトークセッションを展開。「神戸酒心館」の安福武之助社長、「コークッキング」の川越一磨社長、「タベモノガタリ」の竹下友里絵社長、「サンコスクライマー」代表の神野芳郎さん、神戸市企画調整局つなぐラボ特命係長の長井伸晃さんがゲスト出演する。

 9月30日に開かれた打ち合わせで神戸の老舗ベーカリー・ケルンの壷井社長は「今回お集まりいただいたゲストの皆さまは、自身が普段からSDGsに関するさまざまな知見や気付きを与えていただいている本当に素晴らしい方ばかり。老舗企業、スタートアップ企業問わず、確立されたコア・コンピタンスを持ちながらも、地域とつながり、さまざまなアプローチをされているプレーヤーの取り組みを知ることで、少しでもセミナー参加者の皆さまにとって、より良い素材となることを願っている」と話す。

 規格外野菜のフードロス削減に取り組む「八百屋のタケシタ」を運営するタベモノガタリ・竹下社長は「特に食の分野で神戸はサステナブルな街になるポテンシャルが十分にあると思う。農地と消費地を走り回っている人間として、そして若い世代ならではの視点を会に提案できれば」と話す。

 1751(宝暦元)年に灘五郷の一つ御影郷(みかげごう)で誕生した清酒「福寿」の蔵元・神戸酒心館の安福社長は「需要低迷が続く日本酒業界。そして全国有数の山田錦の生産地である神戸地域においては、地球温暖化や少子高齢化などの社会問題を抱えている。私たちはSDGsを軸とした循環型農業の推進に取り組み、神戸地域における山田錦の栽培技術向上や新たな付加価値創出を目指していく」と意気込む。

 開催時間は14時~15時30分(受付開始は13時30分~)。参加無料。参加申し込みは、専用の申込フォームで受け付ける。

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