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神戸の老舗雑貨店「毛利マーク」 コロナ禍で「#トロフィーのチカラ」プロジェクト

デッドストックのトロフィー類を紹介する老舗雑貨店「毛利マーク」社長の藤井淳史さん

デッドストックのトロフィー類を紹介する老舗雑貨店「毛利マーク」社長の藤井淳史さん

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 神戸・三宮センター街2丁目で式典用品や季節の装飾品などを扱う老舗雑貨店「毛利マーク」(神戸市中央区三宮町2、TEL 078-331-0874)が6月21日から、「#トロフィーのチカラ」プロジェクトを展開する。

デッドストックのトロフィー類

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 トロフィー、バッジ、旗、名札、造花、クリスマスオーナメントなどを周辺施設や一般家庭に向けに販売する同店は1914(大正3)年、創業者の毛利岩太郎さんにより「毛利徽章(きしょう)店」として現在と同じ場所で創業。現在は5代目社長の藤井淳史さんが中心となって、新たな取り組みを行っている。

 「昨年から続くコロナ禍で多くのイベントが中止・延期となり、優勝カップやトロフィーを納品していた当店も少なからず打撃を受けている」と話す藤井社長。一方、コロナ禍においてもトロフィーの注文は継続しており「トロフィーには不要不急ではない『役目』があると感じている」とも。

 閑散期の仕事の合間に倉庫で在庫整理を行っていたところ、販売はできないが使用可能なデッドストックのトロフィー類を発見した。

 「保育園、幼稚園、小・中・高校では、先生方の工夫でクラスや学年など小規模単位でのイベントが行われており、子どもたちの楽しみになっていると聞いている」と藤井社長。「子どもたちの思い出づくりのために頑張っている先生方に、およそ100台ある処分対象のトロフィーや盾を寄付することにした」と話す。プレートの文字彫刻も無料で行うという。

 対象は、店頭引き取りできる神戸市内の学校園、学習塾、支援団体の教職員ら。用途や実際に使っている様子をメールかファクスで送信してもらい、同店のツイッターとフェイスブックで紹介する。

 営業時間は9時~19時(土曜は10時~18時)。日曜・祝日定休。7月31日まで(無くなり次第終了)。

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