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神戸の「マルコ×キイチ」で人工皮革コラボランドセル販売予約受け付け

コラボランドセルを紹介するマルコ企画営業部の藤丸一浩さん

コラボランドセルを紹介するマルコ企画営業部の藤丸一浩さん

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 神戸・元町6丁目商店街(通称=モトロク)にある革小物・革製品の店「STUDIO KIICHI(スタジオキイチ)」(神戸市中央区元町通6、TEL 078-381-6786)で7月9日、「マルコ×キイチ」2022年入学用コラボランドセルの予約受け付けが始まる。

カラフルな色展開

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 同店は、「made in Japan」にこだわり「made in Kobe」がコンセプトの神戸元町発レザーブランド。昨年は「神戸レザー×神戸タータン」コラボランドセルを制作している。

 1979(昭和54)年に長田区で創業した合成皮革・ビニールレザーなどの卸販売業を行うマルコ(長田区神楽町4)。主に神戸の地場産業でもある靴用のテキスタイル製造販売を行っており、主力として合成皮革を取り扱っている。

 今回、ランドセルに採用した素材は自社開発の人工皮革。本革に似せて作られた素材で、一般的な合成皮革よりも耐久性、軽量性、イージーケア性に優れているという。

 マルコ企画営業部の藤丸一浩さんは「近年、本革の高騰、サスティナブルといった観点から人工皮革は劣化しにくく、永続性がある素材としても注目されている。今回使っている素材はトップコーティング樹脂に抗菌・消臭機能が付与されており、ランドセルとしては初の試み」と話す。

 「開発当初、ランドセルとしての実績は少なかったが、素材として十分土俵に立てる自信はあった」と藤丸さん。しかし提供先がなく模索していたところ、革職人でもあるキイチの片山喜市郎社長から声がかかったことで前進。耐久性、屈曲性などいくつもの試験をクリアし、製品化が実現した。

 カラーは「Gold」「Pink Gold」「Sky blue」「Pistachio」「Purple pink」の5色。合計50個限定。価格は7万7,000円。

 片山さんは「靴産業で培われた人工皮革素材を靴ではない別の物へ生かし、靴産業の新たな可能性を発信したい。神戸の靴産業は厳しい状況にあるが、いろんなことにチャレンジしていきたい」と意気込む。

 受付締め切りは9月30日。商品発送は2022年3月初旬を予定する。

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