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「防災・減災」啓発する音楽フェス 神戸発防災音楽ユニットが企画

KAZZさんと石田裕之さんによる神戸発・防災音楽ユニット「Bloom Works」

KAZZさんと石田裕之さんによる神戸発・防災音楽ユニット「Bloom Works」

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 音楽を通じた防災・減災の啓発を目的に行う音楽フェス「BGM(ビージーエム)スクエア vol.3」が11月21日、神戸の「みなとのもり公園(震災復興記念公園)」(神戸市中央区小野浜町)語り継ぎ広場で開催される。

左から、MCの近藤栄さん、中野耕史さん、メインホストの「Bloom Works」(「BGMスクエア」2019年の様子)

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 発起人は、日本のボイスパーカッションの第一人者で兵庫県立大学減災復興政策研究科の客員研究員でもあるKAZZさんと、アコースティックシンガー・ソングライターで防災士の石田裕之さんによる神戸発・防災音楽ユニット「Bloom Works(ブルームワークス)」。「音楽で防災を身近にしていき、笑顔の花を咲かせる」ことをテーマに、神戸から全国へ向けて音楽活動を展開している。

 防災を志す有志の学生を主体とした実行委員会を立ち上げ運営する同フェスは2019(平成31)年に初開催。2回目となる昨年も屋外での開催を予定していたが、新型コロナウイルス感染防止のため大規模イベントとしての形態をインターネット配信型フェス「e-BGMスクエア」に変更して行った。

 イベント名は「防災・減災・Music」「Back Ground Music」の頭文字と「二乗」「広場」を意味する「スクエア」から。音楽を通じて防災減災をもっと身近に、「心のBGM」にするという思いも込められている。

 石田さんは「フェスというコミュニティーで緩やかなつながりができることで、いざというときに『大丈夫?』と声を掛け合え、助け合える関係が生まれたら。音楽で防災を『楽しい、かっこいい、当たり前のカルチャー』にしていくのがこのフェスの狙い」と話す。

 出演は、メインホストの「Bloom Works」をはじめ、関西を中心に活動する男性4人組ボーカルグループ「Cooley High Harmony」、シンガー・ソングライターの北原ゆかさん、神戸を拠点に活動するピアノポップバンド「青に晴れる」、第48期サンテレビガールズで手羽先サミット&名古屋防災サミット公式アンバサダーの中村葵さんと小井住友梨さん。MCは、「Kiss FM KOBE」サウンドクルーで防災介助士インストラクターの中野耕史さん、「さくらFM」防災番組DJで防災士の近藤栄さんが務める。

 当日は防災企画として、災害時に活用できるマンホールトイレ体験(13時30分~)、間伐・薪(まき)づくり体験(11時~)、南海トラフ地震で想定される津波の高さを再現する「バルーンワークス」(12時30分~)、公園の防災機能を知る園内ガイドツアーなどを行う。会場には「神戸市消防局」協力の下、消防車両を展示する。

 KAZZさんは「今回は規模より中身で勝負。コロナ禍だからこそ開催する意味があるフェスにしたい。いろんな事態に備え、安全安心を考え、意味のある、人との絆を深めるフェスを目指す」と意気込む。

 開催時間は11時~15時。入場無料、申し込み不要。雨天時対応は公式SNSなどで発表する。

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