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神戸発防災音楽ユニット「ブルームワークス」がメジャーデビュー アニメ連動配信も

ワーナーミュージック・ジャパンからメジャーデビューが決まった神戸発・防災音楽ユニット「ブルームワークス」

ワーナーミュージック・ジャパンからメジャーデビューが決まった神戸発・防災音楽ユニット「ブルームワークス」

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 神戸発・防災音楽ユニット「Bloom Works(ブルームワークス)」が2月19日、ワーナーミュージック・ジャパンからメジャーデビュー配信シングル「Bloomin' ~笑顔の花咲いた~」をリリースする。

2019年11月にはナンドン・スモン伝承者との音楽セッションも実現

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 日本のボイスパーカッション第一人者で防災大学院卒のKAZZさんと、アコースティックシンガー・ソングライターで防災士の石田裕之さんによる同ユニット。「音楽で防災を身近にしていき、笑顔の花を咲かせる」ことをテーマに、神戸から全国へ向けて音楽活動を展開している。

 2019(平成31)年4月6日に音楽を通じた防災・減災の啓発を目的に行うフェス「BGM(ビージーエム)スクエア」を初開催したほか、9月16日には防災ファッションショーなどを取り入れた「BGM SEED」を開催。11月には、2004(平成16)年と2005(平成17)年に発生し、22万人の犠牲者が出たスマトラ沖地震の被災地を訪問取材し、伝承歌「ナンドン・スモン(SMONG=シムル語で津波を意味する)」の伝承者との音楽セッションも実現させている。

 防災を「おしゃれなカルチャー」として定着させるため、普段使いしやすい防災リュックなどの防災グッズを提案し、神戸の通販会社「フェリシモ」(神戸市中央区浪花町)などの企業ともコラボ。阪神・淡路大震災での被災体験から、全国の学校で音楽を通じて防災の大切さを発信する講演も行っている。「何が起きてもみんな無事でいて」という思いを込めて、ライブの最後の合言葉は「絶対にまた、笑顔で会いましょう」。

 メジャーデビュー曲の作詞は石田さんとKAZZさん、作曲はKAZZさんが担当。阪神・淡路大震災から26年、東日本大震災から10年、熊本地震から5年の今年、日本ではこれまでなかなか聞くことができなかったナンドン・スモンに触れた貴重な経験から、「僕たちなりに伝承歌を解釈し表現したい。文化として防災・減災を楽しく歌で根付かせたい」という思いを込めて制作したという。

 楽曲のイメージを幅広い年齢層の人たちに分かりやすく知ってもらうため、オリジナルアニメも制作しアニメーションとの連動で配信。今月20日、3月6日には、JR三ノ宮駅前にある期間限定のアウトドアホール「Street Table Sannomiya」でのリリース記念フリーライブも決定している。

 KAZZさんは「皆さまの温かい応援により、結成時より目標であったメジャーの門を開くことができた。メジャーデビュー曲には防災・減災への思いはもちろん、僕たちの歩んできた軌跡・歴史そのものが含まれている。笑顔の花を咲かせる研究はこれからが本当のスタート。コロナ禍という厳しい状況からの船出になるが、関係者の皆さんと知恵を出し合い必ず笑顔の花咲かせたい」と意気込む。

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