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加西の農家がマルシェ企画 神戸元町のレストラン店頭で定期開催へ

左から、岡田農園の岡田美香さん、ビストロ・レクレ・神戸の鈴木雅也シェフ

左から、岡田農園の岡田美香さん、ビストロ・レクレ・神戸の鈴木雅也シェフ

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 兵庫県加西市の農園「岡田農産」による「みかりんマルシェ」が1月30日、神戸・鯉川山手エリアの「BISTRO RECRE KOBE(ビストロ・レクレ・神戸)」(神戸市中央区中山手通4、TEL 078-221-8090)店頭で始まった。

ビストロ・レクレ・神戸で春ごろ提供する「岡田さんちの加西とまと×奥谷せんちょの神戸元気サーモン」

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 1964(昭和39)年に加西市下宮木町でトマトと稲作の二毛作による循環農業を始めた同農園。粘土質の土壌を生かして減農薬、減化学肥料で栽培する「加西とまと」は「完熟してもしっかりとした果肉で酸味が少なく甘い」と人気が高いという。昨年は「令和3年度兵庫県ハウストマト立毛品評会」で17年ぶり2度目の農林水産大臣賞を受賞したほか、「ひょうご安心ブランド」にも認定されている。

 昨年春、「ビストロ・レクレ・神戸」の鈴木雅也シェフが、独自農法で作る「加西トマト」のおいしさにほれ込み、春限定のスペシャリテに採用した。

 「今年も3月ごろから『加西とまと』を使った料理の提供を予定しているが、春以外も年間通して生産者のこだわりや思いを直接伝える機会になれば」と鈴木シェフが岡田農産の岡田毅社長に提案。毎月第4日曜に行う同企画が実現した。

 マルシェでは、米「にこまる5キロ」(2,200円)、「あきだわら5キロ」(2,000円)、トマトを約3倍濃縮した「太陽のトマトピューレ」(1,000円、通常価格1,500円)、ニンジンやキュウリなどの「とっちゃんの野菜」(200円~)、「甘酒150グラム」(250円)を販売する。トマトの重さ当てや詰め放題、トマトすくいなども予定している。

 岡田社長は「減農薬・減化学肥料栽培で安心・安全、高い品質の農作物の提供を心掛けている。神戸から約1時間の距離にある加西市から新鮮な野菜を届けたい」と意気込む。

 次回開催は2月27日。開催時間は11時~商品無くなり次第。

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