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ナッツ専門店「有馬芳香堂」、三宮から創業の地・兵庫区へ移転

「有馬芳香堂」の有馬英一社長(中央)、専務取締役の有馬幹人さん(右)、取締役事業開発部門長の有馬康人さん(左)

「有馬芳香堂」の有馬英一社長(中央)、専務取締役の有馬幹人さん(右)、取締役事業開発部門長の有馬康人さん(左)

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 ナッツや豆菓子・ドライフルーツの専門店「有馬芳香堂 神戸本店」(神戸市兵庫区中道通7、TEL 078-381-6252)がJR三ノ宮駅東側にある複合施設「サンパル」から兵庫区中道通に移転して1カ月がたった。

「有馬芳香堂 神戸本店」内観

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 昨年創業100年を迎えた食品メーカー「有馬芳香堂」が、1981(昭和56)年10月に市内唯一の直営店として「有馬芳香堂 神戸三宮サンパル店」をオープン。サンパルの建て替えに伴い、42年間営業してきた同店の閉店が決まった。移転先は1977(昭和52)年まで自社工場があった場所の向かい。昨年4月にオープンした同社のナッツスイーツ専門店「NUTS LAB(ナッツラボ)」の南側に位置し、共に兵庫区の地域活性化を目指す。

 移転後の店舗面積は約40平方メートル。コンクリート打ちっ放しの内装でモダンな空間を演出。創業者が使っていた焙煎(ばいせん)網や木の什器(じゅうき)を展示し、100年の歴史を持つ同社の発信基地を目指す。店内にはソファを設け、お茶を無料で提供する予定という。

 商品は、創業当時からの看板商品「大粒いかり豆」(194円)、日経POSセレクション(ミックスナッツ部門)で「平成で一番売れたミックスナッツ」に認定された「油で揚げないハイクオリティナッツ」(540円)、次いで売り上げ2位の人気商品「香ばし蜂蜜バターナッツ」(540円)など、同社が扱う大部分の商品をそろえる。

 取締役事業開発部門長の有馬康人さんは「創業者が経営理念に掲げた『まめ一粒を大切に』を心に刻み、この創業の地に戻ってきた。地元の皆さんがふらっと立ち寄って一休みできるような憩いの場にしていきたい」と話す。

 営業時間は10時~17時。日曜・祝日定休。

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