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三宮の喫茶店で「神戸チーズトースト総選挙」 ご当地トーストプロジェクト始動

神戸・三宮の喫茶店3店舗で「神戸チーズトースト総選挙」が始まった。

神戸・三宮の喫茶店3店舗で「神戸チーズトースト総選挙」が始まった。

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 神戸・三宮の喫茶店3店で9月21日、「神戸チーズトースト総選挙」が始まった。

「神戸チーズトースト総選挙 投票ボード」

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 神戸牛や中華街のグルメ、洋菓子などのご当地グルメで知られる神戸。「神戸チーズトースト実行委員会」は、「神戸牛ほど敷居が高くなく、もっと手軽に味わえる神戸ならではのグルメを楽しんでもらいたい」「地元からも観光客からも愛され、家庭でもまねしたくなるような、神戸らしい食材を使ったご当地グルメを作りたい」との思いから発足した。

 同実行委員会によると、神戸は、パンの消費量が多い「パンの街」であること、1971(昭和46)年に個包装のスライスチーズを日本で初めて開発した「QBBベビーチーズ」で知られる「六甲バター」の本社があること、パンとチーズが一般的に手に入れやすい食材であることなどから、モーニング、ランチ、おやつなどのさまざまなシーンで食べることができる「チーズトースト」のアイデアが浮かんだという。

 プロジェクトでは、発起人の木戸彩さんやインスタグラマー・ウラリエさんなど実行委員会メンバーが地元喫茶店と地元企業の協力を得て、約4カ月間かけ「オリジナリティのある食材とチーズトーストの組み合わせ」を検証。スイーツやB級グルメなど15種類の地元食材を選び試作し、審査を経て3種類が最終選考にノミネートされた。

 最終候補に残った「黒豆チーズトースト」「酒粕チーズトースト」「いかなごチーズトースト」は、三宮の喫茶店「喫茶館 英國屋 三宮センター街3丁目店」(神戸市中央区三宮町3)、「元町サントス」(元町通2)、「DORSIA(ドーシア)」(旭通3)で期間限定販売する。

 期間中、各店頭には、シールを貼って投票する「神戸チーズトースト総選挙 投票ボード」を設置。イベント終了後に票数を集計し、一番票数が多かった味が「神戸チーズトースト」に正式決定する。投票には、チーズトーストを注文していない人も参加できる。

 カフェ英國屋神戸エリア営業責任者の小川嘉之さんは「お客さまに喜んでいただけて、地元神戸の顔になるようなメニューを作りたいと常々考えているが単店ではなかなか実現できない。『神戸チーズトースト』が、神戸のアイコンの一つとして少しずつ浸透していくようがんばりたい」と話す。

 ウラリエさんは「普段から食べることが大好きで、インスタグラムなどでグルメやお店を紹介している経験を生かして食材や味、見た目などのアイデアを提案した」と話す。

 木戸さんは「神戸の魅力を伝えるツールの一つとしてご当地トーストを作りたいと考えていた。名古屋の小倉あんトースト、姫路のアーモンドバタートーストのような、地元の方にも観光客の方にも愛されるグルメになれば」と話す。

 価格は440円。販売準備数は、平日=10食、土曜・日曜=15食。10月9日まで。

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