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「神戸チーズトースト総選挙」結果発表 「酒粕チーズトースト」が1位に

9月21日~10月9日に行われた「神戸チーズトースト総選挙」の結果が発表された

9月21日~10月9日に行われた「神戸チーズトースト総選挙」の結果が発表された

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 神戸チーズトースト実行委員会が10月31日、三宮の喫茶店3店で行われた「神戸チーズトースト総選挙」の結果を発表した。

1位「酒粕チーズトースト」イメージ

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 「神戸牛ほど敷居が高くなく、もっと手軽に味わえる神戸ならではのグルメを楽しんでもらいたい」「地元からも観光客からも愛され、家庭でもまねしたくなるような、神戸らしい食材を使ったご当地グルメを作りたい」との思いから発足した同実行委員会。

 同実行委員会によると、神戸は、パンの消費量が多い「パンの街」であること、1971(昭和46)年に個包装のスライスチーズを日本で初めて開発した「QBBベビーチーズ」で知られる「六甲バター」の本社があること、パンとチーズが一般的に手に入れやすい食材であることなどから、モーニング、ランチ、おやつなどのさまざまなシーンで食べることができる「チーズトースト」のアイデアが浮かんだという。

 審査を経て、「黒豆チーズトースト」「酒粕(かす)チーズトースト」「いかなごチーズトースト」が最終選考にノミネート。三宮の喫茶店「喫茶館 英國屋 三宮センター街3丁目店」(神戸市中央区三宮町3)、「元町サントス」(元町通2)、「DORSIA(ドーシア)」(旭通3)と「六甲バター」協力の下、神戸の街の人たちの声を集めた総選挙が9月21日~10月9日に行われた。

 結果は、「黒豆チーズトースト」230票、「いかなごチーズトースト」223票、「酒粕チーズトースト」274票。「ふわっとした甘酒の香りが神戸の灘五郷を思わせる」「ホイップクリームをのせて食べるあたりが面白い、しゃれていて神戸っぽい」「おやつにも朝食にもいける」などの意見が上がった「酒粕チーズトースト」が1位に輝いた。

 期間中、店舗や客から「こんなアレンジがあれば面白いのでは」とたくさんのアイデアが出るほど盛り上がりを見せたという。

 同実行委員会では、「神戸チーズトースト」を「酒かすとチーズを使ったもの」と定義、総選挙で提供した「酒粕チーズトースト」のレシピを「元祖神戸チーズトースト」と定義した。

 「元祖神戸チーズトースト」の販売は、「DORSIA」は11月5日~、「喫茶館 英國屋 三宮センター街3丁目店」は11月7日~、「元町サントス」は12月1日~。

 プロジェクト発起人の木戸彩さんは「今回の総選挙ではたくさんの反響があった。『どれもおいしくて迷った』『全店舗に食べに行った』などのうれしい声をもらい、正直どのチーズトーストも自信作でどれが選ばれてもおかしくないという気持ちだった。今後、神戸のさまざまな喫茶店や飲食店で神戸チーズトーストがじわじわと広がり、地元の方はもちろん、観光客にも『チーズトースト食べに神戸行こうかな』と思ってもらえたらうれしい」と話す。「『うちのお店で提供したい』『イベントで販売したい』などのリクエストも気軽に連絡してほしい」とも。

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