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姫路の老舗皮革メーカーが三宮高架商店街で新ブランド披露イベント

姫路の製革業者「山陽」10代目社長の戸田健一さん

姫路の製革業者「山陽」10代目社長の戸田健一さん

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 姫路の皮革メーカー「山陽」が11月18日から、新ブランド披露イベント「TAANNERR BRAND Release store」を三宮高架商店街(ピアザKobe)の「ピアザ2」(神戸市中央区北長狭通2)海側35番で開く。

「TAANNERR」第一弾の商品ラインアップ

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 1911(明治44)年創業の同社は10月6日、レザーアイテムブランド「TAANNERR(タァンネリル)」を発表。「すべての革が、生きている。」をブランドタグラインに掲げ、革の魅力・真価を見つめ直し、「時代を超える本物の魅力」「本当の意味でのサステナブル」に向き合うことをコンセプトとする。ブランド名の「タァンネリル」は、TANNER(タンナー=製革業者)のつづりを重ねた造語で、ロゴをつなぎ歴史ある過去から未来へ続いて行くとの思いを込めて名付けたという。

 新ブランドでは、「大量生産の短期消費サイクルではなく、革の経年変化を楽しみながら末永く愛用してほしい」との思いを込め、同社を代表するサステナブル製品「美しく堅牢(けんろう)な最高級ピットヌメ革」を素材に使った商品をブランド第1弾シリーズに据える。ラインアップは、ビジネスバッグ、トートバッグ、長財布、折財布、コインケース、キーケース、カードケース。

 新ブランド商品は現在、ECサイトのみで販売している。価格帯は、バッグ(11万5,000円~)、財布(3万円~)、小物(2万5,000円~)。

 披露イベントは、創業時の本店が神戸にあったことから、新ブランドのスタートとして神戸で開くことを決めたという。

 戸田健一社長は「タァンネリルを立ち上げた目的は二つある。一つは、今の時代だからこそ本革がサステナブル素材だと知ってほしいということ。食肉の副産物である皮は廃棄されるが、その皮を利用してアップサイクルしたものが本革。もう一つは、姫路市の地域活性への貢献。姫路は1000年以上前から続く製革の歴史がある。姫路の地からレザーアイテムを生み出すことで世界中の人々に『姫路は革の聖地』と知ってもらいたい」と話す。

 開催時間は12時~19時(土曜・日曜・祝日は11時~)。11月27日まで。

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