神戸港中突堤近くに店を構えるナチュラル素材の洋服店「Song de Vivre(ソン・ドゥ・ヴィーヴル)」(神戸市中央区海岸通3、TEL 078-391-5277)で12月3日、「6人の作家による手作り作品展」が始まった。
同展は、普段兵庫県・加古川市方面で活動をしている作家6人の作品約80点を展示・販売するもの。作品は、フェルトで作った小物やワイヤーアクセサリー、プリザーブドフラワーなどさまざま。自身の教室を持つ作家も参加する。「手作り感」のあふれる素朴なデザインのものが多く、アクセサリー類は2,000円~6,000円代が中心。
6人は全員が子育て中の主婦で「ママ友」の関係。「作品を通して人と人とがつながり、手作りの楽しさを伝えたい」と主婦業や子育てに追われながら作品作りに励んでいるという。
同店オーナーの織田かつ子さんは「子育てをしながらでも自分の世界を持つことが楽しければ、その楽しさは子どもにも伝わり、周りを楽しくさせる。子育てだけに一直線になるとストレスがたまりがちになるので、お母さんが仕事を持つことを応援したい」と話す。「子どもを寝かしつけてから、あるいは子どもの面倒を見ながら創り上げた作品はどこか優しい。この作品展を開くことで、ママ作家たちが素晴らしい活動をしていることを知っていただければ」とも。
昨年3月にオープンした同店。「環境に優しく、体にも優しい」(織田さん)ナチュラル素材を扱うのが特徴で、オーガニックコットンやリネンに加え、先月からはアルパカの取り扱いも始めた。「服を作っている人の顔や作っている風景まで浮かんでくるような服」と商品を紹介する織田さんは「来年は子ども服のインポート商品をピックアップするイベントも企画している」と店内でのイベントにも意欲をみせる。
営業時間は11時30分~19時。水曜定休。今月25日まで。