都市と市民の「希望の光」-15回目の「神戸ルミナリエ」始まる

「光の抱擁」をテーマに始まった神戸ルミナリエ

「光の抱擁」をテーマに始まった神戸ルミナリエ

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 光の祭典「神戸ルミナリエ」が12月3日、神戸旧居留地と東遊園地で始まった。主催は神戸ルミナリエ組織委員会(神戸市中央区港島中町6)。

東遊園地広場の「スパッリエーラ」

 同イベントは阪神・淡路大震災犠牲者の鎮魂の意を込めるとともに、「都市の復興・再生への夢と希望を託す」目的で、阪神・淡路大震災の起こった1995年12月に初めて開催された。以来、震災の記憶を語り継ぎ、都市と市民の「希望」を象徴する行事として毎年開催されているもの。今回で15回目を数える。

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 三井住友銀行神戸営業部前広場(浪花町)で行われた点灯式では、初めに黙祷をささげた。続いて神戸市立明親小学校(兵庫区)の4・5・6年生約110人で構成する「しあわせ運ぶ合唱団」が「しあわせ運べるように」を手話をしながら合唱。阪神・淡路大震災で同い年のいとこを亡くして以来、毎年点灯式に訪れていると話す西宮市の男性(32)は「震災からもう15年だが、思い出すとまだ辛い。なぜかこの歌を聴くと自然と涙が出る。この歌のように『地震にも負けない 強い心をもって』これからもいとこの分まで前を向いて生きていこうと思う」と心境を語った。

 点灯の瞬間には、訪れたギャラリーからは大きな歓声や拍手が上がった。今年のテーマである「光の抱擁」には「光の闇に放たれた無数のきらめき。まばゆい光の反射のなかに人々が映し出され、都市の変容が始まる。優しい光の抱擁は、時を超えた過去と未来の記憶」というメッセージが込められている。道路上に設置する木製アーチ型の「ガレリア」や東遊園地広場で大きな存在感を放つ全長130メートルの「スパッリエーラ」では、デジタルカメラや携帯電話で写真撮影をするギャラリーの姿が多数見られた。

 同委員会では、参加者から同イベントの継続開催を望む声が強いことから来場者に広く支えてもらう趣旨で、会場内で来場者に「100円募金」の協力を積極的に呼び掛ける。キーホルダーやピンバッジ(各500円)などの募金グッズは、会場や同イベントホームページで販売する。

 点灯時間は、月曜~木曜=18時ごろ~21時30分、金曜=18時ごろ~22時、土曜=17時30分ごろ~22時、日曜=17時30分ごろ~21時30分。今月14日まで。

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