関西を中心に活動するバイクツーリングクラブ「バイカーズゾーン関西」が主催する「爆走サンタ2009」が12月13日、神戸市内を中心に開催された。
同イベントはサンタクロースやトナカイの格好をした同クラブメンバーがバイクで姫路をスタートし、兵庫県内を走行後、神戸・摩耶インターチェンジ周辺でゴールしたもの。もともと埼玉のバイカーズゾーン本部が開催していたイベントを兵庫でも始めたもので、今回で8回目。「このために入会した人も少なくない」(同クラブ)という同イベントは、同クラブにとって冬の風物詩ともいえるメーンイベントだという。
「最高速度厳守」「すり抜け厳禁」「空ぶかし厳禁」を決まりに走行する同イベント。メンバーの格好もさることながら、バイクにもサンタクロースのぬいぐるみやヒイラギの葉、LEDライト、「雪をイメージした」という綿などもあしらった。ヘルメットの上にはガムテープなどで固定されたサンタクロースの帽子やトナカイの角も取り付け、見た目も華やかなイベントに。同イベントでは本来サンタクロースからプレゼントをもらう側のメンバーの子どもも参加、中にはスリットの入ったスカートに網タイツを着たセクシーなサンタも。
当日、家からサンタクロースやトナカイの格好でバイクに乗ってきた参加者15人は、姫路から高砂、大久保、伊川谷を回り、約5時間にわたって走行を楽しんだ。参加したメンバーの1人は「三宮を走っている時に横断歩道の手前で信号待ちをしていたら、横断歩道を渡る歩行者が自分たちの前で立ち止まって写真を撮り始めた。あれは本当に恥ずかしかった(笑)」と話していた。
同クラブ代表の謎マンさんは「神戸ルミナリエの開催期間ということもあって、北野や三宮は人が多く、こちらに手を振ってくれるなどの反応がうれしかった。皆さんの笑顔が活力になる」と話す。「8年イベントを続けてきて、少しマンネリ化してしまっているので、来年は違う趣向に挑戦したい」と来年への意欲を見せた。