高知県立牧野植物園の川原信夫園長による講演会「身近な薬用植物~牧野植物園の紹介」が6月25日、神戸ポートピアホテル(神戸市中央区港島中町6)本館地下1階「菊水の間」で開催される。
「フレンチレストラン トランテアン」フェアメニュー(イメージ)
高知県産食材を使ったメニューを同ホテル内のレストランで提供する「~おいしい風土 高知~高知家グルメフェア」(5月8日~6月30日)の一環。
故・牧野富太郎博士は高知県高岡郡佐川町出身の植物学者で、4月から始まったNHK連続テレビ小説「らんまん」の主人公のモデルにもなっている。高知県立牧野植物園は、牧野博士の業績をたたえ1958(昭和33)年に開設された。
牧野博士は、兵庫県花「ノジギク」を含む1500種類以上の植物を命名し、40万枚以上の標本を収集。昭和天皇にもご進講した。講演では、第1回文化功労者でもある牧野博士の植物への愛と奇想天外の人生、身近な薬用植物について川原園長が紹介する。
川原園長は1990(平成2)年、星薬科大学大学院薬学研究科博士課程修了後、2002(平成14)年に国立医薬品食品衛生研究所生薬部第一室長、2009(平成21)年に「国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所」薬用植物資源研究センター長を経て、2021年、同植物園園長に就任した。
チケットは、本館31階「フレンチレストラン トランテアン」、本館29階「中国レストラン 聚景園」、本館2階「鉄板焼 但馬」、南館4階「日本料理 神戸 たむら」いずれか1店舗のランチが付くS席(6,000円)、本館1階「おでん 京和田」、南館4階「神戸串あげ SAKU」いずれか1店舗のランチが付くA席(5,000円)のほか、講演会のみB席(1,000円)も用意する。
「六甲高山植物園」(灘区六甲山町北六甲)では現在、「六甲山ボタニカルフェア 牧野の足あと~神戸で見つける博士と植物~」(7月2日まで)を開催しており、講演会受講票の提示で入園割引も行っている。
同ホテル営業企画副支配人の川中佑一さんは「今ドラマでも話題の高知県に実際に訪れて地元の食材や食文化を体験し、牧野植物園も訪ね、今回のイベントを企画した。来場の皆さまにも牧野富太郎博士の育った高知県を体験してもらえたら」と話す。
開催時間は、講演会=11時~12時、ランチ=12時30分~13時45分。事前振込制。予約は同ホテルまで、電話(TEL 078-302-1117)で受け付ける。