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新神戸駅近くに「ゲストハウス神戸やまとむすび」 「山」と「おにぎり」テーマに

(左から)「ゲストハウス神戸やまとむすび」スタッフのメイさん、リナさん、リサさん

(左から)「ゲストハウス神戸やまとむすび」スタッフのメイさん、リナさん、リサさん

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 新神戸駅近くの「ガロホステル神戸」が4月22日、「ゲストハウス神戸やまとむすび」(神戸市中央区熊内町7、TEL 078-855-2966)としてリブランドオープンした。

「ゲストハウス神戸やまとむすび」2人までの個室

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 レトロな建物を改装したガロホステル神戸は、黒木大智さんが世界一周旅行を経て2016(平成28)年8月に開業した。同ホテルは今年1月に閉業したが、「5年間の歴史や思い入れのあるガロホステル神戸をなくしたくない」との思いから池端浩美さんが居抜きで物件を受け継いだ。

 池端さんは大学で観光を専門に学び、観光船の会社など観光業界で経験を積んだ後、2017(平成29)年3月~7月に世界一周一人旅を経験。旅先ではゲストハウスに宿泊することが多く、知らない者同士、さらに国籍の違うゲスト同士でも同室になることで交流を持ち、つながりが生まれることに感動したという。「いつか自分でゲストハウスを経営したい」と同年10月にゲストハウスのマネジャーを務めた後、2019(平成31)年1月に合同会社「H.A.G.S」を設立。同年4月に「ゲストハウス神戸なでしこ屋」の経営者となった。

 2施設目の経営となる「ゲストハウス神戸やまとむすび」は、山まで徒歩10分の立地にあり、「『六甲山』と『朝』を満喫できる宿にしたい」との思いから「山」と「おにぎり」を施設のテーマにしたという。朝食(8時~10時)には、セルフサービスのおにぎりとみそ汁を用意する。

 池端さんは「好きな具材を入れ、自分で握ったおにぎりを持って山へ行く朝のハイキングを提案している。特に歩いて15分の『布引の滝』は外国人客にも人気のスポット。初めておにぎり作りをする人や握るのが難しい人には『おにぎりメーカー』も用意している。施設名は、山遊びを提案し『山と結び』、人と人を『結ぶ』、山で食べる『おむすび』から付けた」と話す。

 部屋の種類は、ドミトリー(男女共用、女性専用)、個室(2人用、6人用)、和室(3人用)。共有スペースは、ラウンジ、シャワー、トイレ、キッチン。Wi-Fi、エアコン、貴重品ロッカーなどを備え、アメニティー、バスタオル、スリッパなどの備品を用意する。女性客も気軽に利用できる施設を目指し、女性向けアメニティーや備品を強化したという。

 池端さんは「前オーナーが大切にしてきた施設を引き継ぎ、宿を拠点にさまざまな観光コンテンツを提供することで神戸の観光を盛り上げたい。ハイキングツアーや朝ごはんなどのコンテンツを加えることで、さらにすてきな宿作りをしていきたい。これからは外国人のお客さまも増えると思うので、おにぎり作りで日本の食文化を体験してもらい、日本での思い出づくりのお手伝いができたら」とほほ笑む。

 「今後は、宿泊者以外も参加できる『布引の滝・見晴らし台までのハイキング朝ごはんツアー』を、冬季を除き月1回程度行う予定」とも。

 宿泊料金は1人1泊3,850円~。予約はネットからのみ受け付ける。

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