神戸メリケンパークオリエンタルホテル(神戸市中央区波止場町)13階で5月12日~14日、アートフェア「神戸アートマルシェ2023」が開催される。主催は一般社団法人神戸芸術振興協会。
2009(平成21)年から始まった同イベントは今年で14回目。「日本のアート産業に関する市場調査2020」によると、世界全体に占める日本のアートマーケットの規模は3.2%で、より多くの人に「アートコレクションの楽しさを知ってもらいたい」とアートと関わる機会を設ける。
同ホテルの客室に作品を展示するという珍しい形態で、普段ハードルが高いと思われがちの画廊・ギャラリー体験を気軽に味わえるようにする。
今年は、全32ギャラリーより180人を超える幅広いジャンルの作家が出展。未知の才能を発掘し支援することを目的に行う公募展「Artist meets Art Fair」では、事前公募で入選した5人の作家の作品を展示する。
アートフェアをより身近に感じてほしいとTikTokフォロワー数が16万人を超えるアートクリエーターでTikTokerの耳で聴く美術館・avi(アビ)さんとコラボし、アートフェア会場のライブツアー「耳で聴く美術館 meets Art Fair」も行う。初日開催を終えた会場を巡りながら、展示の様子や在廊するアーティストのインタビューを行う。配信はTikTok LIVE・インスタライブで、今月12日19時30分~20時30分。タイムテーブルはウェブサイトで確認できる。
運営事務局担当者の玉井徳真さんは「自宅でのアートコレクションもイメージしやすく、これからアートコレクションを始めたい方にもぴったりなフェア。多くの方に来場いただき、アートコレクションの楽しさを体感してほしい」と話す。
開催時間は11時~19時。入場料は1,000円(3日通し券)。チケットは、チケットぴあ(今月11日23時59分まで)で取り扱うほか、当日券も用意する。アートコレクション応援制度として、展示作品を購入するとチケット代を返金するデポジット制を採用する。