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神戸でオープンファクトリー 「ものづくりを切りひらけ」テーマに33社参加

「オリジナルアルミタグの製作体験」ワークショップの様子。エー・ティ・エム(須磨区)の青木崇敏社長自ら解説した

「オリジナルアルミタグの製作体験」ワークショップの様子。エー・ティ・エム(須磨区)の青木崇敏社長自ら解説した

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 ものづくり企業の魅力を伝える地域一体型オープンファクトリーイベント「開工神戸-KOBE OPEN FACTORY-」が1月12日、神戸市内で始まった。

参加企業が表示された会場マップ

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 市内のものづくり企業の魅力を発信する取り組みとして、実際の工場や作業場などを一般公開し、来場者にものづくりの現場を見て・触れて・体験してもらう同イベント。昨年3月に初開催した際は1日約3000人が集まり盛況だったことから、開催日数も参加企業も規模を倍にして開催。「ものづくりを切りひらけ」をテーマに約1万人の参加者を見込む。

 初日となった12日は、平日にもかかわらず多くの老若男女が、期間中運行される周遊バスを利用して、須磨区・長田区・兵庫区にわたる全33カ所の会場を回遊。ものづくりの現場見学やワークショップ体験、スタンプラリーなどを楽しんだ。

 折り込みチラシを見て参加したという80代の女性参加者は「近くに住んでいながら工場の中に入る機会はなかったので、好奇心が刺激されて本当に楽しい」と話し、神戸大学に留学中のメキシコ人女子学生は「日本語の勉強を兼ねて来てみたが、普段見ている神戸とは違った魅力にあふれており、もっと知りたいと思った」と話していた。

 今回は一般財団法人神戸観光局や長田区役所などの協力も得て、各会場を巡るツアーも開催。「『新長田合同庁舎の中の人』-KOBE007-がご案内! 履き倒れのまちを支える靴工場見学と名店粉もんランチ」と題した周遊ツアーでは、下町のグルメスポットや小売りの店などを楽しむ参加者の姿があった。

 実行委員長を務める伊福元彦さんは「オープンファクトリーは、普段出会えない方々と出会える機会として意味がある。『そんなん、無理でしょ』と思っているようなこともチャレンジしてみようと思えるきっかけになれば」と期待を込める。

 2日目となる13日9時30分から、サテライト会場となるJR新長田駅前広場でオープニングセレモニーを開催。その後、17時まで開催予定。入場無料。ワークショップなど一部のプログラムは事前申し込みが必要。有料のものもあり。

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