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コベルコ神戸スティーラーズが応援メッセージ「一緒に頑張ろう。北陸。」

「1.17の神戸から、北陸の皆さんへ」 共同キャプテンの山下楽平選手(右)とスタンドオフの李承信選手(左)

「1.17の神戸から、北陸の皆さんへ」 共同キャプテンの山下楽平選手(右)とスタンドオフの李承信選手(左)

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 神戸のラグビーチーム「コベルコ神戸スティーラーズ」(神戸市中央区脇浜海岸通2)が1月17日、令和6年能登半島地震「被災地へのメッセージ動画」を公開した。

「一緒に頑張ろう。北陸。」

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 1995(平成7)年1月17日に発生した阪神・淡路大震災では、練習グラウンドの液状化でまともな活動ができなくなった同チーム(当時は神戸製鋼ラグビー部)。震災までに日本選手権を7連覇していたものの被災後は練習できない状況が続き、「他地域から多くの方に支援を頂いたことで2000(平成12)年に5大会ぶりに日本選手権で優勝することができた」(同チーム)という。その後2020年より、1月17日の度に同チームのサイトやSNSで被災地からの感謝の気持ちを動画にして発信している。今年も動画制作を進めていた中、能登半島地震の発生により動画内容を変更。同チームの選手の一人一人からのメッセージを動画に収めた。

 動画では、1995年に神戸で生まれ、今も大切に歌い継がれている曲「しあわせ運べるように」をBGMに各選手が一言ずつメッセージを紡ぐ。共同キャプテンでウイングを務める山下楽平選手は「ラグビーにできることは多くはないかもしれないけれど、きっと誰かを勇気づけられる。そう、信じています。一緒に頑張ろう。北陸。」と話し、スタンドオフを務める李承信選手は「復興への道は簡単じゃない。だけど、一緒に頑張ればきっと未来は明るい」とメッセージを送る。

 このメッセージ動画は1月14日、ノエビアスタジアム神戸(兵庫区御崎町1)で行われたクボタスピアーズ船橋・東京ベイ戦で初披露。大型ビジョンに上映された動画を見た観客からは自然に拍手が沸き起こった。その後、同チームの選手が被災地への募金活動も行い、多くの来場者が協力した。

 同チーム広報担当の市来大典(だいすけ)さんは「阪神・淡路大震災で被災したチームだからこそメッセージを送りたいと思った」と話す。「これで終わりではなく、これからもチームとしてできることを考えていきたい」とも。

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