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神戸の製造業4社がDXセミナー 共創による新規事業創出のパネル形式で

2023年度末の「トランスフォーメーションセミナー」の様子(写真提供=神戸市産業振興財団)

2023年度末の「トランスフォーメーションセミナー」の様子(写真提供=神戸市産業振興財団)

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 ものづくりに携わる中小企業4社の経営者によるDXセミナーが3月11日、アンカー神戸(神戸市中央区加納町4)で開催される。主催は神戸市産業振興財団。

「トランスフォーメーションセミナー」チラシ

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 市内中小企業経営者の思いを実現可能なビジネスアイデアや事業構想の形にし、地域発の製品・サービスを持続的に生み出すためのコミュニティー形成を支援することで、中小企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を目指す活動「神戸未来共創思考サロン」を進める同財団。本年度注力した製造業におけるDXの取り組みについて、関係企業の経営者によるパネルディスカッション形式でのセミナーとして開催する。

 パネルディスカッションに参加するのは、東海道・山陽新幹線向けのドアセンサーとしてシェア100%を占める「旭光電機(きょっこうでんき)」の和田貴志社長、微差圧計・微差圧スイッチに強みを持ちながら近年は液体水素用超電導レベル計の開発など新分野での展開も進める「山本電機製作所」の山本博和社長、ものづくりとIoTをかけ合わせたスタートアップとして獣害対策装置などの独自開発を進める「イーマキーナ」の藤井誠社長、多品種少量の機械加工メーカーとして自社の生産管理システムを独自開発し地域内での汎用利用を進める「ジェイテック」の横道壮太社長の4人。これに、経済産業省で関西企業のDX・サイバーセキュリティーの推進に携わる近畿経済産業局次世代産業・情報政策課の竹村祐樹総括係長も加わり、神戸市CDO補佐官も兼務する「アトエプロダクション」代表の波々伯部(ほおかべ)誠一郎さんがモデレーターを務める。

 同セミナーの企画に携わる同財団シニアアドバイザーの舟橋健雄さんは「神戸市は製造業の集積はあるものの、DXの観点ではまだまだ課題も多い」と話す。「今回のセミナーに参加いただき、危機感を持ってDXを進めている4社の経営者の思いに触れてほしい」とも。

 開催時間は15時~17時。参加無料。申し込みはウェブサイトで受け付ける。

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