神戸でアクリル画作品展-「まちの灯り」テーマに36点展示

ウィーンの「アン デア ウィーン劇場を描いた作品」

ウィーンの「アン デア ウィーン劇場を描いた作品」

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 神戸らんぷミュージアム(神戸市中央区京町、TEL 078-333-5310)で4月6日、企画展「山下和アクリル画作品展~まちの灯り~」が始まった。

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 同展は山下和さんのアクリル画作品を展示するもので、今までに描いた作品の中からテーマに沿って選んだ36点を展示する。ドイツ・ベルリンに住んでいたことがあるという山下さんの作品は、ヨーロッパの風景を描いたものが中心。

 小さいころから絵を描くことが好きだったという山下さんは、高校時代は油絵を描いていたという。その後グラフィックデザインを学び、アクリル画と出会った。「油絵に比べてアクリル画は万能」(山下さん)と、それ以来ずっとアクリル画を描き続けているという。

 山下さんのアクリル画はそれぞれ構図が違い、全体的に魚眼レンズで写した写真のように丸みがあるのが特徴。それには山下さんの「描きたい風景は、そこだけ切り取ったものではなく、感覚的には360度を感じている事そのもの。その全てを限られた紙の中に詰め込みたい。見えていないことも伝えたいので、息をしているかのような雰囲気の伝わる絵を描きたい」という思いが込められている。

 「絵を見た人が笑顔になってほしい」と話す山下さんの作品には、人や動物がにこやかな表情で描かれている。「『普通の生活のワンシーン』が作品の共通のテーマ。生活していると気付かないこと、見落としてしまっていることもすべて存在していて、つながって続いていっているということを表現したい」と山下さん。「次は大阪の下町の商店街をテーマに絵を描きたい。豆腐屋さんや魚屋さん、大阪の商人の様子を作品にしてみたい」と抱負を語る。

 開館時間は10時~17時。月曜休館。入館料は、大人=400円、小人(中学生以下)=200円。4月18日まで。

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