神戸・栄町のギャラリーで作品展-「季節」テーマに13点展示

ギャラリーには13点の作品を展示する

ギャラリーには13点の作品を展示する

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 静岡県浜松市在住のアーティスト筧有子さんの作品展「筧有子帰国展『24Jahreszeiten』」が現在、「GALLERY 301」(神戸市中央区栄町通1、TEL 078-393-2808)で開催されている。

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 ドイツ在住時に描いた作品13点を展示する同展。テーマは「季節」。1年を24の季節に分け、「忙しい日常にも季節の変化を大切に生きていく」という意味を込めたという。同展タイトルもドイツ語で「24の季節」を意味し、雨の多い北ドイツの春をメーンに表現している。3日ずつずらして制作を始めたという作品は、まだ寒く春になり始めた季節から暖かい季節へ移り変わる様子を表現している。

 作品は「こだわりがあり変えない」(筧さん)という、日本画用の和紙に岩絵の具や水干(すいひ)絵の具などで彩色。和紙は厚みがあってフワフワとした手触りの「雲肌麻紙(くもはだまし)」を使用している。小さい作品は約40センチ四方、大きな作品は横約90センチ、縦約70センチの大きさの作品も展示した。

 同ギャラリーを訪れる女性客からは「部屋に置いたらホッとしそう」「絵を見ると癒される」という声が聞かれたという同展。筧さんは「自分から自然に出てくるものを、自然に表現した作品ばかり。人に合わせることをせず、無理をしないで、感じる色や形を使って描いた」と語る。

 「見てほしいという気持ちとともに、女性である自分自身が必要としているものを表現している。見る人が同じように感じていただければうれしい」と笑顔を見せる筧さん。「忙しい中でもギャラリーに入って、季節の移り変わりを感じてほしい」とも。

 営業時間は12時~18時。水曜定休。10月12日まで。

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