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「神戸布引ハーブ園/ロープウェイ」グランドオープン-「ハーブの足湯」も新設

色鮮やかな赤の新型ロープウエー(スイス製、6人乗り)

色鮮やかな赤の新型ロープウエー(スイス製、6人乗り)

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 「神戸布引ハーブ園/ロープウェイ(旧=新神戸ロープウェー・神戸布引ハーブ園)」(神戸市中央区北野町1、TEL 078-271-1160)が4月1日、リニューアル・グランドオープンする。

グラスハウス(温室)にあるフクシアのハンギングバスケット

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 昨年4月に神戸市の外郭団体から神戸リゾートサービスに事業譲渡され、11月29日から改修工事のため休止・休園していた同施設。新型ロープウエー導入のほか、ハーブ園にも新たなスポットが誕生する。これまで別運営だったロープウエーとハーブ園を一体化、施設名称とロゴマークも一新し、より一層のサービス向上と年間30万人の集客を目指す。

 同社が12億3,000万円をかけて改修工事を進めてきた新型ロープウエーのゴンドラ(スイス製、6人乗り)は、色鮮やかな赤でUVカット素材の広い窓から市街地や神戸港、眼下には布引の滝や重要文化財の布引ダムなどが一望できる。山ろく駅から標高400メートルの山頂駅までの所要時間は約10分。全55台車いす対応で乗降時の段差もなく、高齢者、障害者にも優しいバリアフリー対応になっている。

 約200種7万5,000株の四季折々のハーブと花を栽培する同園は、市街地に隣接しロープウエーを備えたハーブ園としては国内最大級を誇る。グラスハウス(温室)では、1年を通じて観賞できるフクシアのハンギングバスケットを新設し、温室内ステージではミニコンサートを予定。テラスには、神戸の街を眺めながら利用できる「ハーブの足湯」も新たに設けた。

 同園のレストラン「ハーブダイニング」では、園内で収穫したハーブを五感で体験できる約30種の料理を提供。店内には太陽光の代わりにLEDライトの光を当てる水耕栽培施設もあり、育てたハーブをサラダや料理の付け合わせに利用している。総料理長の後藤さんは「新鮮なハーブの彩りと香りを身近に感じていただきたい。将来的には、ハーブをじかに摘んで食べてもらえるようにしたい」と話す。

 そのほか、ハーブティーを飲みながら神戸の街を一望できる「ミントカフェ」や、軽食コーナー「神戸菓子工房 Honey Bee(ハニービー)」も新たに登場。ハーブと地元で採れた蜂蜜を使用したスイーツやドリンクを提供する。

 14カ所のガーデンエリアでは、ハーブ摘み取り、ハーブセミナー、クッキング教室、クイズラリーなど、家族で楽しめるようなイベントを実施。ハーブミュージアムでは100種類のハーブを植栽展示しており、ハーブガイドが香りや使い方などを分かりやすく案内するサービスも用意する。

 グランドオープン記念イベントとして、同園園長による基調講演「ハーブ園ストーリー講座」(1日)、「展望プラザ」「森のホール」では、地元出身アーティストを中心としたライブ(2日)、一面芝生の広場「風の丘芝生広場」では、劇場版アニメ「時をかける少女」の主題歌などを歌う奥華子さんによるスペシャルライブ(3日)を開催する。

 開園時間は10時~20時30分。入園料は、大人=1,400円、小・中学生=700円(ロープウエー往復乗車料含む)。

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