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神戸でレスキューロボットコンテスト-地元高校生チームも本選に挑む

第10回、ベストロボット賞のチーム「SHIRASAGI」(兵庫県立大学 ロボット研究会)2号機「八起」

第10回、ベストロボット賞のチーム「SHIRASAGI」(兵庫県立大学 ロボット研究会)2号機「八起」

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 神戸サンボーホール(神戸市中央区浜辺通5)で8月6日・7日、「inrevium杯 第11回レスキューロボットコンテスト」競技会本選が開催される。

第10回、チーム「メヒャ!」(岡山県立大学 ロボット研究サークル)コントロールルームの様子

 毎年5000人以上の来場者を記録する同コンテストは、阪神・淡路大震災をきっかけに生まれたもので、テーマは災害救助。高校、高専、大学、一般の参加者がチームを作り、レスキューロボットを製作。被災した街の模型から要救助者に見立てた人形を救助し、アイデアや技術力、チームワークなどを総合的に競う。

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 主な審査基準は、人形をいかに「早く」「優しく」救出するか。人形にはセンサーが内蔵されており、痛みや衝撃が数値化され減点の対象になる。さらに審査員による評価も重視。一般審査員は自分が要救助者だった場合、そのロボットに救われたいかという印象で評価。専門審査員は専門家の立場で評価する。

 各チームは複数台のロボットを用意し、離れた場所(コントロールルーム)で操縦。同実行委員長の土井智晴さん(大阪府大高専 准教授)は「ロボットにどのような役割分担をさせるかはチームによって異なり、工夫のしどころ。競技中は各チーム内でいろいろなドラマが生まれる」と話す。

 今回の応募総数は25チーム。書類審査で20チームが採択され、予選で14チームが選出された。本選に選出されたのは、予選を最高ポイントで通過した「大工大エンジュニア」(大阪工業大学 ロボットプロジェクト)、昨年の同コンテストで最高賞「レスキュー工学大賞」を受賞した「救命ゴリラ!S」(大阪電気通信大学 自由工房)など。地元神戸からは高校生チーム「なだよりあいをこめて」(神戸市立科学技術高校 科学技術研究会)、「六甲おろし」(神戸大学)、「がんばろうKOBE」(神戸市立高専)の3チームが出場する。

 土井さんは「阪神・淡路大震災を機に本格的に始まった日本のレスキューロボットの研究は、確実に進んでいる。しかし、東日本大震災では津波被害への対応など実用化にはまだ多くの課題があることが分かった」と話す。「レスコンの目的は、コンテストの開催だけにとどまらず、防災・減災について広く啓発し、人に役立つものをつくりたいという子どもたちを育むこと。『技術を学び、人と語らい、災害に強い世の中をつくる』という理念の下に毎年活動を続けていく」と思いを語る。

 開催時間は10時~17時。入場無料。スケジュールはホームページで確認できる。問い合わせは同実行委員会(TEL 080-6126-6197)まで。

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