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兵庫県立美術館で「フィンランドのくらしとデザイン」展-巡回最終展示

フィンランドを代表するアパレル・メーカー「マリメッコ」

フィンランドを代表するアパレル・メーカー「マリメッコ」

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 兵庫県立美術館(神戸市中央区脇浜海岸通1)3階企画展示室で1月10日、全国巡回展「フィンランドのくらしとデザイン ムーミンが住む森の生活」の最終展覧会が始まった。

エリエル・サーリネンの作品

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 画家で作家のトーヴェ・ヤンソンが生み出した童話「ムーミン」の主人公・ムーミンをガイド役に日本初公開の展示品を含めた約350点を公開する同展。フィンランド芸術の根幹となっている19世紀末から20世紀前半にかけての民族主義を俯瞰(ふかん)するとともに、「ムーミン」の原画12点、アルヴァ・アアルトやカイ・フランクの製品デザイン、マリメッコのテキスタイル、現在の公共デザインでの取り組みなどを紹介する。

 会場は、「フィンランド・デザインの黎明」「フィンランド・デザインの黄金時代」「フィンランド・デザインの『今』」の3つで構成。森と湖の国・フィンランドの美術・建築・デザインの100年をさまざまなジャンルの作品で紹介している。

 9日に行われた開会式では、同館館長の蓑豊さんをはじめ、井戸敏三兵庫県知事、フィンランド大使館駐日大使のヤリ・グスタフソンさん、安藤忠雄さんらがテープカットを行った。蓑さんは「フィンランドからこれだけ多くの作品が集まるのは、おそらく今回が初めて。いろんな世代の方に喜んでいただけるのでは」と話した。

 会期中は、同展企画者で宇都宮美術館学芸員・橋本優子さんの講演会(今月13日)、フィンランドの民族楽器を使ったコンサート(14日)、建築家・安藤忠雄さんの講演会(20日)などの行事を開催。ムーミンキャラクターをあしらった同展限定のワンストラップバッグ(1,900円)やポーチ(1,800円)なども特設ショップで販売する。

 開館時間は10時~18時(金曜・土曜は20時まで)。月曜休館(1月14日、2月11日は開館、1月15日、2月12日は休館)。入場料は、一般=1,300円、大学生=900円、高校生・65歳以上=650円、中学生以下無料。3月10日まで。

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