カレーと空揚げ専門店「平成鈴木商店」(神戸市西区)が5月1日、神戸・三宮に2号店となる「神戸路地裏のカレーと唐揚げ 平成鈴木商店 生田町店」(生田町4、TEL 090-1951-4733)をオープンした。
鍼灸(しんきゅう)師でもある店主が「漢方薬=スパイス」という点に着目。カレーで元気になってもらおうと9種類の野菜とフルーツ、厳選したスパイスなどに加え油をほとんど使わない「フルーティ&アジアのうまみを調和させた新カレー」を発案した。店名は、「今は、文化・食べ物を世界に売る時代。いつか世界にこのカレーを売り出したい」という思いから、神戸に本社があった「伝説の商社『鈴木商店』」の名を冠した。
2号店は「三宮最後の未開拓地」といわれる生田町エリアの将来性を見込んで出店。店舗面積約10坪の白を基調としたシンプルで明るい店内には、テーブル6席を用意する。ディナータイムは、焼き鳥などを提供する串揚げ店「路地裏の 串 中村屋」となり、昼と夜の二毛作営業を行っている。
メニューは、キーマとプレーンがコンビの「神戸2色キーマカレー」(680円~)、梅酢を飲んで育った「紀州うめどり」を使った「純米吟醸唐揚げ丼」(600円)、「紀州うめどりチキン煮込」(880円)など。木曜はイカ墨を錬(ね)り込んだ自家製ブラックバンズで作る「神戸 ブラックバーガー」(500円)を限定6個提供する。テークアウトにも対応。生産段階から焙煎(ばいせん)まで品質管理が徹底されたスペシャリティーコーヒーを取り扱うコーヒー豆専門店「田代珈琲」のコーヒーなども用意する。
店長の中村さんは「『うまみを科学する』をモットーに、全て生産地の見える厳選された食材を使っている」と話す。「今後、徐々にメニューも増やしていきたい。ぜひたくさんの方に食べていただきたい」とも。
営業時間は11時30分~14時。