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神戸で大学生運営の無料ジャズイベント-「実り」テーマに

「カルメニ」前会場で演奏するバンド「blanc」の様子

「カルメニ」前会場で演奏するバンド「blanc」の様子

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 大学生が運営する無料ジャズイベント「Spring Jazz Cruise」が5月6日、神戸ハーバーランド(神戸市中央区東川崎町1)内の3カ所で開催された。主催は「スイング・ジャズ・クルーズ実行委員会」。

「カルメニ」前会場で演奏するバンド「EGO SHE」の様子

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 実行委員会は、「大学生の手で、神戸の街をジャズで盛り上げたい」と集まった関西圏の大学のジャズ研に所属する学生らで構成。主な活動として毎年秋に同所で、総勢300人のジャズミュージシャンと共に来場者1万人規模の無料ジャズイベント「Swing Jazz Cruise in KOBE」の企画・運営を行っている。

 今回は、活動の一環として屋外ジャズイベントを開催。大型商業施設「umie」がオープンし、多くの人が訪れ注目が集まる中、ジャズの生演奏を聴ける場を提供することで、より一層街を盛り上げようと企画した。テーマは「実り」。「秋に豊かな実りを得るためには、冬に力を蓄え、春に芽吹き、夏に大きく成長することが必要」とし、6回目となる本番イベント「Swing Jazz Cruise in 神戸」(9月28日・29日)のプレライブとしての役割のほか、「発芽ライブ」としての意味も持つという。

 当日は、「CULMENI(カルメニ)」前、「神戸ハーバーランド温泉 万葉倶楽部」1階と屋上で、関西11校の大学生らが結成したコンボ編成のバンド11組がライブを展開。通行人や観客を魅了した。

 同実行委員長の中山幸太郎さん(甲南大学)は「『春の陽気』をうたって初めて開催したイベントだったが、実は『これをスタート地点にして1年間かけて大きく成長するぞ!』という意気込みを持って挑んだ面もあった。印象はとしては『春一番』で刺激的な時間を過ごしたため、『陽気』とは逆の位置にありそうなものだった。しかし、お客さまの表情から神戸に暖かい春を伝えることができたと感じた」と振り返る。「これから9月のイベントに向けて着々と準備を進めつつ、季節ごとのイベントも行う。その結果、『触れやすい位置にジャズがある』という『実り』を神戸の街にもたらすことができれば」とも。

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