神戸元町商店街6丁目に6月22日、日用雑貨店「solmu(ソルム)」(神戸市中央区元町通6、TEL 078-381-7522)がオープンした。
昨年、神戸市「若年者等商店街就職支援事業」の一環で同商店街の空き店舗を活用し運営した際、同所の日用雑貨店「code(コード)」で実習生の一人だった田村静香さん。今年2月まで出店していた「code」の内装をそのまま活用することで開店準備費用を抑え、来店者数なども把握していた経験を生かし、開店にこぎ着けた。
商品が映えるよう、白と自然木で統一した温かみのある7坪の店内には、兵庫県西脇市の名産で220年の歴史を持つ伝統織物の「播州織」のストールやかばん、若手クリエーターによる雑貨などが並ぶ。実習生をしていた店が人と人とをつなぐ「線」を意味する「code」だったことから、店名を「産地、若手クリエーター、お客さま」をつなぐ結び目を意味する「solmu」(フィンランド語)と名付けた。
主な商品は、西脇市の「L.E.O(エル・イー・オー)」の「コットン100%播州織ストール(サイズ約40センチ×200センチ、約90センチ×200センチ)」(6,300円~8,400円)、「播州織のバッグ(2色)」(8,450円)や奈良県で1716年に創業した「中川政七商店」の「mottaのハンカチ」(1,050円~)、「2&9のくつした(ネイビー、グレー、グリーン)」(1,575円)や、新潟県のニット専業メーカー「mino(みの)」の「アームカバー(赤、青、グレー)」(3,990円)を取り扱うほか、アクセサリー、キーホルダーなども販売する。
田村さんは「伝統がある製品だが若者には敬遠されるものを、若者に受けるようなデザインに作り上げていきたい。播州織はブームになっているが実店舗で販売している所はまだまだ少ない。ぜひこのフワフワ感と肌触りの良さを手に取って試しに来てほしい」と語る。「元町6丁目の店舗同志で交流し、ものづくりの街としてもっと盛り上げていきたい」とも。
営業時間は12時30分~19時。水曜定休。