神戸の「みなとのもり公園(震災復興記念公園)」(神戸市中央区小野浜町)で5月4日・5日、「アースデイ神戸2014」が開催された。「ママの夢フェス メルレーブ」も同時開催。
1970年にアメリカで始まった「アースデイ」は地球環境の問題について考える日として、現在までに世界各国、各地域で展開されている。同市での開催は2007年に始まり、今回で9回目。新しい暮らしを始めるきっかけが見つかるイベントとして、「環境」「国際協力」「食育」「子育て」「スローライフ」などをテーマに開催。震災を経験した神戸から、東北に向けて支援の声も発信する。
エコロジーグッズやフェアトレードの物販ブース、オーガニック食材などを使った飲食ブースのほか、音楽ライブやワークショップなどを展開。イベント初日は晴天、2日目は小雨だったが、18人のスタッフと78人のボランティアスタッフが会場を盛り上げ、両日合わせて約8330人と昨年を上回る数の来場者が詰め掛けた。
会場では、マイクロファイナンスを紹介する「オイコクレジット・ジャパン」、国産・無添加のシフォンケーキ「REENO堺」、オーガニックコスメ「ロゴナジャパン」などのアースデイショップ約110ブース、芝生の上で地球を感じるヨガ「ぬんヨガ」、面白楽器などの「総合工作芸術家だるま森+えりこ」、自由に本を読んだり紹介し合ったりする「まちライブラリー」などのワークショップ約18ブース、東北の仮設住宅居住者による手作り商品の販売・防災クイズ「ワカモノヂカラ」、東北物産の販売「まただいん」、被災者が作った会津木綿製品の販売「ぷらっとホーム」などの復興応援企画ブース7ブースが参加した。
ライブステージでは、神戸在住エコ&エシカルなシンガー・ソングライターの石田裕之さんをはじめ、Chappeさん、清水あつしさん、童謡を軸にしたアコースティック男女混成デュオ「こっきり」、黒石明里さんとクボタアツシさんのユニット、パンデイロのデュオ「Singing Hikers」がライブを披露した。
同実行委員会の実行委員長・東晃佑さんは「おかげさまで今年も無事終えることができた。今後もアースデイ神戸らしい穏やかな空間の中でメッセージを伝えていきたい」と話す。