世界ボクシング評議会(WBC)バンタム級王者、長谷川穂積選手(28)が3月12日、ワールド記念ホール(神戸市中央区港島中町6)で開催される「WBC世界バンタム級タイトルマッチ」で8度目の防衛戦に臨む。
兵庫県西脇市出身のプロボクサー・長谷川選手のデビューは1999年。元プロボクサーである父の影響で小学2年生からボクシングを始めた長谷川選手だが、「そのころは無理やりボクシングをさせられていた」と当時を振り返る。「ボクシングに本気で向き合うようになったのはプロになってから。プロ意識が芽生え、しっかりやっていこうと思った」とも。
対戦相手は同級1位のブシ・マリンガ選手。南アフリカ出身のマリンガ選手は長谷川選手自らが「苦手」と公言するサウスポー。長谷川選手は「サウスポーとの経験が少ないというだけ、今はもう克服しつつある」と明かす。
約1カ月後に迫った防衛戦について、「死に物狂いで練習をしているが、試合は楽しみたい。けがもなく順調にきているので、できる限りのことをして後悔のない一戦にしたい」と意気込みを語った。地元神戸での開催については、「神戸のファンの応援に応えたいという思いはプラスにしか働かない。緊張感を励みに試合に臨みたい」とも。
チケットは長谷川選手の所属する真正ボクシングジム(同、TEL 078-303-0990)ホームページ、電話、ファクスで申し込みができる。料金はリングサイドA=30,000円、リングサイドB=20,000円、リングサイドC=10,000円、アリーナA=30,000円、アリーナB=20,000円、2階特別=30,000円、2階B=20,000円、自由席=5,000円。
試合開始は17時(開場は16時)。