2年に1度開かれる芸術文化の祭典「神戸ビエンナーレ2015」(事務局TEL 078-322-6490)が来秋開催されることが9月12日、発表された。
「アートを生かしたまちづくり」を基本方針に、来年9月19日~11月23日までの66日間開催する。会場はメリケンパーク・ハーバーランドエリア、東遊園地・フラワーロードエリア、兵庫県立美術館などを含むミュージアムロードエリアなど市内各所。総合プロデューサーは華道家の吉田泰巳さんが務める。
今回新たに加わった「東遊園地」(神戸市中央区加納町6)では、「アートインコンテナ国際展」をはじめとした夜間の作品展示を行う。また、過去4階のコンペティションで入賞し、国内外で活躍するアーティストの作品を展示。新長田エリアでのプレイベントの開催も予定する。
5回目となる2015年の開催テーマは「スキ。『su:ki』」。「神戸が、スキ。新しいもの、優れたもの、愛らしいものに私たちは心引かれる。好奇心は気持ちを弾ませ、さまざまな芸術文化を花咲かせる。さまざまな価値や表現が「さく」今日、おしゃれな都・神戸で、心置きなく大切な『スキ。』と出合い遊びましょう」というメッセージが込められている。
神戸ビエンナーレ組織委員会事務局担当者は「誰もが応募できるコンペティション形式を活用し、現代アートに限らず多彩なジャンルでの新進アーティストの発掘・育成に取り組む。多様性と先取性で新しい表現を誕生させてきた神戸の芸術文化の力を広く国内外に未来に発信し、感動と喜びに満ちた文化創生都市を目指す」と話す。