神戸の和田神社(神戸市兵庫区)で2月9日、神戸・清盛隊のメンバーが「e-Tax」を使った確定申告を体験した。
同体験は、「時空を越えて!神戸・清盛隊がe-Taxを体験♪『平成の世は、便利でございまする~!!』」と題し、2014年分所得税の「パソコンを使った確定申告書の作成」と「確定申告の早期提出」をPRするもの。主催は兵庫税務署。
当日は、同神社本殿で同隊が口上を披露した後、棟梁(とうりょう)・清盛とGIONが「確定申告等作成コーナー」を利用した確定申告の作成と「e-Tax」を初体験。「確定申告等作成コーナー」は、国税庁ホームページ内にある確定申告書などを作成できるコーナーで、画面の案内に従って金額などを入力することにより、計算誤りのない確定申告書などを作ることができるもの。作成したデータは印刷して書面による提出のほか、自宅やオフィスからインターネットで国税に関するさまざまな申告・申請・納税ができる国税電子申告・納税システム「e-Tax」を利用して提出することもできる。自宅などでインターネット環境を使って作成された申告書の件数は年々増加しているという。
同隊が発足当時から世話になっているという同神社で兵庫税務署職員による講義の下、実際にパソコンを操作しながら「e-Tax」などを体験。太政大臣(だじょうだいじん)であった清盛は息子たちが見守る中、現在の総理大臣の給与額が書かれた「給与所得の源泉徴収票」をもとに入力作業を慣れない手つきで行った。
体験後に棟梁・清盛は「武士のわしでもできるということは、とても便利なものだということが言える。ややこしい計算が数字を入れるだけでできるのがありがたい」と話す。普段の演舞でスマホを使いこなしているGIONは「わたくしは普通にパソコンも使えまするので、清盛さまよりもスムーズに使えた(笑)。しかし、パソコンが苦手な方や年配の方であっても数字を打ち込むだけなので、いつもよりもサクサクと簡単にできるんじゃないかと思いまする」と笑顔で話していた。
申告期限と納期限は、所得税および復興特別所得税・贈与税=3月16日、個人事業者の消費税および地方消費税=同31日。