神戸ポートタワー(神戸市中央区波止場町5)近くの神戸港中突堤西岸壁で開催された「第12回 KOBEみなとマルシェ」会場で10月25日、神戸過去最大規模のハンバーガーイベント「KOBEみなとマルシェバーガーグランプリ」が行われ、約4万1000人が来場した。
同イベントの仕掛け人は西日本ハンバーガー協会(NHK)広報室室長の薮伸太郎さんと兵庫ハンバーガー協会の福田隼人会長。関西を中心に西日本エリアのハンバーガーを応援する西日本ハンバーガー協会は、「ご当地ハンバーガーが、人と人、人とまちとをつなぐ架け橋となる」をスローガンに掲げ、「西日本の魅力を心で味わえる地域振興」を目指し活動している。
西日本ハンバーガー協会はこれまで、全国にハンバーガー協会を設立したほか、アイドルを起用して支援。2013年に結成された「淡路島ハンバーガール」を皮切りに、2期生「淡路島ハンバーガールZ(ゼータ)」「にっぽんバーガー姫」、それらを統合し、通天閣を中心に活動する「西日本ハンバーガールZ」をプロデュースする。同ユニットは世界初のご当地バーガーアイドルとして幅広く活動。現在は、淡路牛、淡路島たまねぎ、淡路島レタス、ベーコン、きのこなどハンバーガーに使う食材をそれぞれ担当する15人で構成される。
同イベントは、兵庫県ナンバー1バーガー決定戦として行われ、食べログで話題の店、バーガーアイランド淡路島からの出店など、同協会が推薦する10店舗が参加。ご当地バーガーだけでなくグルメバーガーも合わせ、個性豊かな10種類のハンバーガーが集まった。一般投票に加え、情報誌「関西ウォーカー」編集長、2015年度ミスユニバースなどが特別審査員として参加。公開シール投票が行われ、合計点数によって競われた。
会場にはアイドル「西日本ハンバーガールZ」が、当日限定で改名した「KOBEハンバーガールZ」として登場。淡路島レタスくぅちゃんが、エントリーした10種全てを試食し審査に参加したほか、ステージではライブも披露し、会場をさらに盛り上げた。
投票の結果、グランプリに輝いたのは「WANTO BURGER(ワントバーガー)」(下山手通3)の黒毛和牛アボカドバーガー。第2位は「THE GRATEFUL BURGER(グレイトフルバーガー)」(加古川市)の黒毛和牛チーズバーガー、第3位は「ハンバーガー屋 ジャンク」(中山手通1)の目玉焼きベーコンバーガー。「ハンバーガールZ賞」は淡路島ファームパーク「イングランドの丘 コアラ島バーガー」(南あわじ市)の島オニオンステーキバーガーが受賞した。
西日本ハンバーガー協会広報室室長の薮伸太郎さんは「KOBEみなとマルシェ実行委員長より西日本ハンバーガー協会に打診があり、兵庫県を代表する店舗を集めてほしいというオファーがあった。兵庫ハンバーガー協会も巻き込んで店を厳選し、過去にないクオリティーの高いハンバーガーイベントが実現した」と話す。
「審査員もお客さまも、初めて見るハンバーガーに驚きと感動の表情を見せ、集まった皆さんに『ハンバーガーっておいしい』と改めて感じていただくことができた。それこそがこのイベントを通じて伝えたかったことだったので、役目が果たせてよかった」とも。