三宮センター街に期間限定オープンしている神戸ワイン直営店「神戸ワイン 三宮店」(神戸市中央区三宮町1、TEL 078-321-4881)で4月22日、「神戸ワインNewセレクト発表会」が行われた。
一般財団法人「神戸みのりの公社」(西区)が経営する国内有数のワイン専用ブドウ畑を持つ銘醸地として知られる「神戸ワイナリー」では、自社農園と市内の契約農家で収穫された神戸産ブドウ100%の純国産ワイン「神戸ワイン」を生産・出荷している。1983(昭和58)年の仕込み以来、神戸産のワイン専用ブドウで造り続け、「MADE IN KOBE」を代表するブランドとして親しまれている。
この日の発表会では、神戸ワインの中でも最も売れているシリーズ「セレクト」の味わいとデザインを一新することを発表した。日本ワインの産地表示法の告示を受けて、信頼の「JAPAN BRAND」であり、かつ「MADE IN KOBE」をより強調するために産地名を大きく表示。風味は繊細な和食や日本の食材と合わせやすいよう「穏やかでやさしい味わい」に仕上げたという。
ラインアップは、いちごやカシスの甘い香りで、ぶどうを食べたときのような凝縮した果実味を感じることができるという「赤(ライトボディ)」、洋梨・パイナップル・ライムのような清涼感ある香りという「白(辛口)」、はっさくやオレンジなどかんきつ系の上品な香りという「白(やや甘口)」。価格は各種、360ミリリットル=756円、720ミリリットル=1,404円。発売日は5月1日。
当日は、中川欣哉理事長のあいさつをはじめ、醸造技術者の濱原典正さん(ワイン事業部 ワイン事業課の醸造リーダー)による新商品説明や試飲などを行ったほか、神戸ワインをPRする神戸ワイナリー公認楽曲「幸せのサイン」を歌っている神戸出身のアコースティックデュオ「にこいち」のライブなども行われた。
濱原さんは「神戸らしいワインを作るために、ここ10年くらい発酵させる段階からいろいろな酵母を使った実験を繰り返してきた。発売当時の神戸ワインは木の樹齢が若いのでブドウの味を引き出すのが難しかったが、今では各品種のブドウの樹齢が20年以上になり特性も出しやすくなってきた。生まれ変わった神戸ワインをぜひ飲んでいただきたい」と話す。
営業時間は11時~20時。5月5日まで。