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神戸で「神戸ブランド土産」新商品試食会-日本酒使ったパウンドケーキ

試食会の様子

試食会の様子

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 兵庫県民会館(神戸市中央区下山手通4)で9月25日、11月中旬から製造開始予定の「神戸ブランド土産」の試食会が開催された。

11月中旬から製造を開始予定の新商品の試作品

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 兵庫県中小企業団体中央会が社会貢献活動の一環として、県内の福祉作業所で製造・販売する神戸土産の新商品について、企画と神戸市内企業のマッチングを行う同取り組み。神戸市役所内の「神戸ふれあい工房」で販売が決定している。同店へのヒアリングから、各作業所の既存施設で生産可能なスイーツを拡散の見込める神戸土産として商品化するという。

 趣旨に賛同し参加するのはケーキの製造や販売を手掛ける「ファクトリー・シン」を運営するシンケールス(東灘区)と剣菱酒造(同)の2社。商品開発と製造指導を「ファクトリー・シン」の畠中雅明さんが担当し、原材料の一部となる清酒を剣菱酒造が供給する。

 商品は日本酒を使用したパウンドケーキで、「栗×灘の生一本」「けし×瑞穂黒松剣菱」の2種類。名称や価格は未定。企画の段階では酒かすを使った商品の開発を目指していたが、時期的なこともあり酒そのものを使った。試食会では「酒の香りが前面に出ているのではなく後味で香るのが上品」「スイーツなので日本酒が苦手な方にもいいのでは」などの意見があった。

 畠中さんは「酒自体の良さや風味、香りを伝えられる商品にしたくて、余計なものは加えていない。白餡(しろあん)を生地に混ぜ込んでしっとりさせている」と話す。

 11月21日、22日に行われる「神戸マラソンEXPO2014」で限定200個の販売を皮切りに、兵庫県内の福祉作業所での製造と同店での販売を開始する予定。福祉作業所の課題である新商品開発の企画と広報活動は引き続き同会が支援する。

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