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兵庫県立美術館で「阪神・淡路大震災から20年」展-震災と美術テーマに

兵庫県立美術館で「県美プレミアム 阪神・淡路大震災20年展『阪神・淡路大震災から20年』」

兵庫県立美術館で「県美プレミアム 阪神・淡路大震災20年展『阪神・淡路大震災から20年』」

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 兵庫県立美術館(神戸市中央区脇浜海岸通1、TEL 078-262-0901)常設展示室1・2階で11月22日、「県美プレミアム 阪神・淡路大震災20年展『阪神・淡路大震災から20年』」が始まった。

館内の様子

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 2015年1月17日は阪神・淡路大震災から20年の節目となり、この日が含まれる第3期の「県美プレミアム」では、コレクションを軸に他館からの借用作品も交えて、震災をテーマにした展覧会を開催する。

 1995年1月17日の震災当日、灘区にあった兵庫県立近代美術館(現・原田の森ギャラリー、横尾忠則現代美術館)本館・西館・東館の3棟のうち、1970年建設の本館に甚大な被害を受け、館内(屋外彫刻を含む)で63点の作品が落下転倒し、38点が損傷。早朝の地震だったため、館内での人的被害はなかった。同年8月15日には西館・東館、11月11日には本館が再開。その後、2002年4月6日に同館へ移転した。

 今回、同展では、1・2階、計8室からなる常設展示室の特性を生かし、5つの展示室ではいくつかの小テーマを設けて、震災と美術、震災と美術館などについて多角的に取り上げるほか、小磯良平記念室、金山平三記念室で両作家の代表作、展示室5で近現代の彫刻と安藤忠雄さんの建築模型などを展示する。

 第1部では、自然観に焦点を当てた「自然、その脅威と美」を前期・後期(1月17日~)に分けて展示。第2部の「今、振りかえる-1.17から」では、「その時、美術館では 1995-2005」「中山写真スタジオの『文化財レスキュー』」「記憶を伝える-保存・修復と教育・普及」の3つのテーマで美術作品を受け継ぐという美術館の原点でもある活動を軸に展示し、第3部の「10年、20年、そしてそれから-米田知子」では、「記憶」をテーマに写真作品の制作を続け国際的に活躍する兵庫県明石市出身の美術作家・米田知子さんの作品を展示する。

 開館時間は10時~18時(金曜・土曜は20時まで)。月曜休館(2015年1月12日は開館、同13日は休館)、年末年始・メンテナンス休館(12月31日~2015年1月9日)。観覧料は、一般=510円、大学生=410円、高校生=260円、65歳以上=255円、中学生以下無料。2015年3月8日まで。

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