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神戸マルイに老舗書店の別業態「FUTABA+」 神戸初出店

「ふたば書房」の別業態「FUTABA+(フタバプラス) 神戸マルイ店」店長の鎌田裕樹さん

「ふたば書房」の別業態「FUTABA+(フタバプラス) 神戸マルイ店」店長の鎌田裕樹さん

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 神戸・三宮の神戸マルイ(神戸市中央区三宮町1)4階に4月10日、「ふたば書房」の別業態「FUTABA+(フタバプラス) 神戸マルイ店」(TEL 078-392-5528)がオープンした。

季節によりテーマを決めた雑貨を配置

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 同店は京都・滋賀を中心に29店舗を展開する老舗書店で、書籍、ステーショナリー、食材コーナーも併設。京都店が評価されたことから神戸へ初出店となった。店舗面積は50坪。マルイの中の店舗ということから、主なターゲットは20~30代の女性だが、メンズフロアにあるため男性にも楽しめる工夫を施し、店内はフロアになじむナチュラルで美術館のミュージアムショップのような空間を演出する。

 入り口に近い棚は話題本など、テーブルの上には季節によりテーマを決めた雑貨を配置。店内の棚には本の羅列ではなく、本を読む人も読まない人も手に取って興味を持ってもらえる機会が増えるよう表紙を見せて陳列している。オープンから「どうしてこんな配置にしているのか」「本のセレクトが珍しいし、面白い」「また来たい」と声を掛ける来店客が多く好評を得ているという。

 「心と身体」「酒」「珈琲」「食と命の関係」など、本を選ぶときの主軸として用意するテーマの1つ「食」の棚には、フランス菓子店「ラ・パティスリー イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ」(東京都渋谷区)のオーナーパティシエ・弓田亨さんの著書「ごはんとおかずのルネサンス」シリーズとレシピに使われている食材を取りそろえ陳列する。今後はポップを増やして本の紹介にも力を入れていく。

 店長の鎌田裕樹さんは「売れているから並べるのではなく、隣り合う本が何かのテーマでつながっている意味のある陳列を心掛けた。そのための棚割りを考えた。流行ではなく、読み継がれていく良い本を置きたかった。小さい店ながら、面白い本がそろっている店にしたい。神戸の文化の一端になれるような書店になれば」と話す。「ぜひ手にとって新しい発見をしていただければ」とも。

 営業時間は11時~20時30分(日曜は20時まで)。

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