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神戸・南京町にピザレストラン 老舗かまぼこ工場をリノベーション

イタリア政府公認日本ナポリピッツァ職人協会認定職人の福田吉一シェフ(右)とスタッフら

イタリア政府公認日本ナポリピッツァ職人協会認定職人の福田吉一シェフ(右)とスタッフら

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 神戸の中華街「南京町」初のゲストハウス「ゲストハウス神戸なでしこ屋」(神戸市中央区栄町通1)1階に4月8日、ピザレストラン「Ristorante Quartetto(リストランテ カルテット)」(TEL 078-321-1256)がオープンした。

まきとガスを使って焼き上げたナポリピザ

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 同ゲストハウスは、リーズナブルな価格で世界中の人をもてなす宿泊施設。2016年8月に惜しまれつつ廃業した創業40年の老舗のかまぼこ工場を「神戸なでしこマネジメント」の古田佳奈美社長が受け継ぎ、建て替えではなく既存建物を生かしながらリノベーションを行い、昨年10月14日にグランドオープンした。

 「中華街は主要観光地であると共にオフィスや住宅街も多く、地域住民が気軽に利用でき世界中からの宿泊客と交流ができる」と古田社長。国際都市神戸ならではの国際交流の拠点になるようさまざまな企画を予定しているという。

 ゲストハウスの利用客には訪日外国人が多いため、世界各国で食べられているピザのレストランを開店。本場イタリアでの修業や有名ホテルでの料理長を経て、大阪で「リストランテアプリコート」のオーナーシェフを務めたイタリア政府公認日本ナポリピッツァ職人協会認定職人の福田吉一シェフが料理長を務める。イタリアから輸入したマリオ・アクント社のハイブリッドピザ窯でまきとガスを使って焼き上げるナポリピザを手軽に楽しむことができ、全てのメニューがテークアウトできる。

 店のロゴマークはバジルの葉4枚を組み合わせたイメージで作成。建物の所有者「リノスタイル」、運営会社「なでしこマネジメント」、食材野菜を提供する「なでしこファーム」、料理長の福田シェフと4つの組織が組み合わさり奏でる四重奏になるように思いを込めて店名を付けた。

 店舗面積は60平方メートル。席数はテーブル20席、カウンター5席を用意し、最大40人の貸し切りにも対応する。ゲストハウスと共通のデザインコンセプトの下、レンガ倉庫の中にあるイタリアンレストランをイメージ。フロントに設けた神戸老舗家具「永田良介商店」の重厚感あるカウンターに合う色合いがデザイン全ての基礎になっており、素朴で温かみのある空間に仕上げた。

 ランチメニューは、「ランチセット(サラダ+ピザもしくはスパゲティ+ドリンク)」(900円)、ピザ(全15種)にサラダとドリンクが付く「ピッツァランチセット」(980円~)など。ディナーメニューは、「マルゲリータ」(1,400円)、「4種のチーズピッツァ」(1,500円)など15種のピザをはじめ、スパゲティ、前菜(以上1,400円~)、サラダ(800円~)、本日のメインディッシュ(1,500円~)などを用意する。

 ドリンクメニューは、生ビール(490円)、生レモンビール(520円)、エスプレッソ(300円)、カプチーノ(450円)などのほか、旬の食材を使った料理や気候に合わせて選んだワイン(グラス=600円~)をそろえる。

 営業時間は、ランチ=11時30分~14時30分、ディナー=17時30分~21時(以上ラストオーダー)。水曜定休。

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