神戸・三宮にある手打ちうどんを提供する居酒屋「料理とお酒 い草」(神戸市中央区琴ノ緒町5、TEL 078-221-2386)が4月20日、移転リニューアルから1周年を迎えた。
2006年7月11日、鯉川筋を北へ上がった路地裏に手打ちうどん店「い草製麺所」としてオープン。店名について「土や川や草などの自然を表す文字を入れたかった。その中から『草』という文字を選び『いろは』の始まりの『い』を付けた」と店主の北川貴志さん。2011年3月4日、自分で打ったうどんをより多くの人に振る舞いたいと思うようになり、生田新道に面した場所へ移転した。
北川さんは「これまでは、ランチだけでなくうどん店としては遅い時間まで営業していた。おかげさまで多くの方に来店いただいて忙しい毎日を送っていたが、ふと自分自身がゆっくりと落ち着いて料理やうどんを提供できていないのではと思うようになった」と移転リニューアルのきっかけを明かす。現在は、季節の料理と地酒を楽しみ、〆に国産小麦の手打ちうどんを提供する居酒屋として営業。
店舗面積は12坪。席数は、テーブル12席、カウンター6席を用意し、12人から貸し切りにも対応する(全席禁煙)。店内の個性的なポップやメニューはすべて店主の手書き。内装は、移転前の店舗に近い和の空間に仕上げている。
メニューは、「お出汁(だし)の飲めるおでん」(200円~)、「季節の前菜8種盛り」(1,200円)、「鯖の棒寿司(2カン)」(330円)など、季節に応じた前菜盛やおばんざいを提供。毎朝、機械を一切使わずに国産小麦を手打ちしているという〆の「手打ちうどん」(450円~)、同店の手打ちうどんを使った「い草のうどんすき」(1人前2,780円、追加1,850円で2時間飲み放題付き、2人から要予約)も用意する。
ドリンクは、生ビール、ハイボール(以上480円)、酎ハイ(450円)、焼酎(480円~)、ワイン(グラス=580円、ボトル=2,900円~)など。全国の酒蔵から取り寄せた地酒(グラス=400円~、1合=800円~)も常時15種類提供する。
北川さんは「そば屋でお酒を飲む『東京のそば前』ならぬ『い草のうどん前』。そんな粋を感じていただければ」と話す。「移転から1年たち、そろそろランチ営業も再開したいと思っている」とも。
営業時間は17時~24時。日曜・祝日定休。