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神戸ハーバーランドに「淡路 八百屋番長」 元町商店街の店舗は閉店へ

プロメナ神戸の店頭に立つ「淡路 八百屋番長」店主の成井将悟さん

プロメナ神戸の店頭に立つ「淡路 八百屋番長」店主の成井将悟さん

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 神戸・元町商店街5丁目にある青果店「淡路 八百屋番長」(神戸市中央区元町通5、TEL 078-381-9639)が神戸ハーバーランドにあるプロメナ神戸(東川崎町1)1階に移転することが10月23日に分かった。

店頭に移転を知らす張り紙が…

 看板商品は、店主・成井将悟さんの父・修司さんが手掛けた淡路島産の「成井さんちの完熟たまねぎ」。修司さんは、「見た目だけの品質先行の市場に逆行し、有機栽培にいち早く取り組み、甘み・コク・食味・安全にこだわった玉ネギを作ったことで淡路島玉ネギの味を全国に広めた『玉ネギ作りに命を懸けた男』」として、各種メディアで紹介されている。

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 もともとアパレル業界で働いていたという将悟さんは「これまでは父の仕事に興味がなかったが、東日本大震災が起こった際、被災した得意先などに実家の玉ネギを送ったところ、とても喜ばれたことがきっかけで父の稼業を見つめ直し、いつしか実家の農園を手伝うようになった」と話す。卸中心だった父の農園の商品を人任せにせず自分で最後まで責任を持って客に届けたいとの思いから初の実店舗として同店を開いた。

 今年の4月21日にオープン3周年を迎えた同店。今月23日、店頭に「八百屋番長は移転します」(原文ママ)との張り紙したことで元町商店街の店舗が11月末ごろに閉店することが分かった。将悟さんは「おやじの作った玉ネギを多くの人に知ってほしいという思いで始めた店だったが、八百屋として手広くやり過ぎて最近は売るだけになってしまっていた。移転後は本来の目的を実現すべく次のステージへ進みたい」と話す。

 移転先の新店(TEL 078-599-9903)は9月1日にソフトオープンした。3坪の店内には玉ネギなどの野菜だけでなく、元町商店街で営業するつながりから生まれた商品「MAISON MURATA」の「オニオンラスク」(352円)、「淡路島オニオンクラブ」の「成井さんちの完熟たまねぎ ローストフレーク」(648円)、「成井さんちの完熟たまねぎ オニオンスープ」(680円)、「たまねぎ黄金」(300円)のほか、和歌山県に本店を置く乾物店「うおくに商店」(中山手通4)の商品などが所狭しと並ぶ。

 将悟さんは「新店をコミュニティーの拠点とし、イベントやポップアップショップへの出店を積極的にしていく。各地に小さい『淡路 八百屋番長』を出没させることで、おやじの玉ねぎをさらに広めていけたら」と意気込む。

 新店の営業時間は11時~20時。